98日後に死ぬポケスクSP

レビュー

皆さんは『ポケモンスクランブルSP』というソシャゲを知っているだろうか。
ポケットモンスターを模したオモチャで大暴れするスピンオフ作品、『ポケモンスクランブル』シリーズのスマホ版である。

……まあ、一言で言ってクソゲーである。

どこがクソゲーかというと、やることが少なかった。
まずこのゲーム、基本的にやることは自分の相棒ポケモンとステージに入って道中の雑魚ポケモンを散らしボスポケモンを倒す。これだけ。そして自分のポケモンが出せる技、これが1種類しかない。使いたい技があったらひたすらポケモンを倒してたまにドロップするポケモンを厳選してね、ということになっている。手軽といえば手軽だが、ちょっとゲーム性に欠けるよねとも思う。

ポケモンを強化する方法も少ない。このゲームではギアというものをポケモンに組み込んで強化するのだが、同時にポケモンが最初から持ち合わせた強さというものも存在する。原作ポケモンでいう個体値である。こいつを底上げする方法が存在しないから、弱いポケモンで強いポケモンを捕まえてはそいつに乗り換え、もっと強いポケモンわ捕まえては乗り換え……ということになる。思い入れのあるポケモンも容赦なく切り捨てなければならないのがこのゲームだ。

そしてオプションも少なかった。基本的に強いポケモンを作ったところで行くところはコインが稼げる高難易度クエストのみ。人と戦わせることもなし、交換もなし、見せびらかすことすらほぼできない。
故にクソゲーだった。単調でつまらなかったのだ。

とはいえそんなクソゲーだが、最近では成長を見せていた。
まずギアについて。最近になって、特定の種類のポケモンを超強化するギアが実装された。まだ数は少ないがこれからも増えていくだろう。

そしてポケモンの素の能力の底上げとしてソケットプラスが実装。これによって、どんなポケモンでもギアを二つ装備できるようになり、厳選難易度が下がった。

そしてオプションも充実しつつあった。他のプレーヤーのNPCとの対戦機能バトルロイヤルだ。

クソゲーだったポケモンスクランブルSPだったが、しかしこれからもっと、もっと成長していくだろう。いずれクソゲーから脱却してくれるに違いない。
そう思っていた。
思っていたんだ。

……サービス終了が発表されました……

どうしてだよぉ。
どうしてだよぉポケスクSP……
……いや、理由くらいわかる。わかるとも。売れなかったのだ。第一ガチャっぽいガチャがないゲームだったしね。自分だって無課金でしたとも。ごめんね。

でもかなしい。
いっぱいかなしい。
自分にとっては初めてのソシャゲだった。クソゲーだったけど楽しかった。でも終わるのだ。
我が相棒りゅうせいぐんラティアスちゃんももう長くない命なのだ。あぁ……

とはいえ即サービス終了というわけでもない。殊勝なことにあと98日の間に、様々なポケモンが発生するエリアを複数実装するとか、バトルロイヤルの機能を増やすとかすると公式も言っている。
かつてプレイしてやめてしまった人も、はじめてポケスクを知った人も、もうじき終わるゲームだが、一度やってみてはどうだろうか。
僕の好きだったポケスクSPをよろしく……

サービス終了まであと98日──

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