VRで行くフォッサマグナミュージアム

VR博物館

皆さん、最近は如何お過ごしだろうか。まあ多分皆揃って引きこもり生活に勤しんでいるのだろうが……自分は最近、ちょっと気になることがある。

なんか地震多くね?

いや、大きなものではない。ちょびちょびとしたものだ。しかし気にかかる。
……愛知県民である自分は、小学生の頃からずっとずーっと、今に南海トラフ大震災が起こるぞ、防災だ、気を付けろ、と言われ続けて育ってきた。しかしまあ、生まれてこのかたそんなやつには遭ったことがない。
まあ、もちろん? 明日起こっていない保証は何処にもないし、防災というのは常日頃から心がけるべきものなのだが。もし今避難所生活になるとしたら、それはもう一大事である。日本がパンデミックでパンパンになること請け合いだ。
だが地球はそんな人間の事情など気にとめはしない。生命が生まれようがマントルは流れていたし、恐竜が絶滅しようが大陸は動いていたし、人間が住み着こうが日本の真ん中にはフォッサマグナが形成されたのである!!

……うん。
ここまでの話はフォッサマグナという単語を引き出すための序文でした。ちょっと無理筋だったな……

フォッサマグナ、と聞いて何となく心当たりがある人は、多分、かつて勉強熱心だった人だろう。きっと中学校の地学か何かで聞いたはずだ。
そう、フォッサマグナとは地学の用語。ざっくり説明するのなら──何故か日本列島の真ん中に存在する、他とは年代の違う地層が溜まっている地域である。このフォッサマグナは北は新潟、南は神奈川まで広がっているのだが、新潟県糸魚川市にはこのフォッサマグナを取り扱った博物館が存在するのだ!!

『VRで行く博物館巡り』シリーズ、第二回は、フォッサマグナミュージアム!!

Explore 糸魚川Geopark フォッサマグナミュージアム in 3D
Matterport 3D Showcase

翡翠の大地、幻の糸魚川大陸

糸魚川市は、世界でも珍しい翡翠の産地である。5月の誕生石でもある、緑色の石だ。まあ白とか青もあるのだが。
そんなわけなので、訪れてみればまず沢山の翡翠がお出迎えしてくれる。ショーケースにずらりずらりと並んだ翡翠達は、むしろ数がありすぎてただの石のようにさえ見えてくるが、しかし全て貴重な鉱石である。

また、ここでは糸魚川産の海洋生物の化石も展示されている。それは即ちかつて糸魚川が、そしてフォッサマグナ全体が海の底であったことを示し、そして一時期はフォッサマグナ地域は大陸であった可能性すら示唆するものなのだ。
いや、ロマンだよなぁ、糸魚川大陸。響きがいい。アトランティス大陸みたいなもんである。ロマンだ……

日本列島の歴史に触れる

日本の真ん中を走るエリアがフォッサマグナなのだから、それを語るには当然日本全体を語らねばならない。
そんなわけで、この博物館は日本列島の成り立ちについても解説を行っている。豊富な文字資料に目を通せばその歴史の一端に触れることが出来るはずだ。……本当はビデオ解説とかも沢山あるのだが、残念ながら見られない。まあ仕方ない。

また、現在の日本の大地に対する理解の話や、登山家の記録等も展示されている。地震の話もあるよ!!(冒頭の伏線回収のつもり)

マニア必見、鉱石の国!!

さて、上のエリアを通って鉱石の知識、化石の知識、大地の知識を叩き込んだところで、満を持して現れるのが大量の輝かしき鉱石達である。オラッ!! こういうのが欲しかったんだろ!! と言わんばかりにずらずらと並んでいる。分かってるじゃアないか……
それぞれの持つ煌めきはそれだけでも十分凄いのだが、一通り勉強してから見てみるとまた違った感慨があること間違いなしだろう。

キラキラ輝くために僕らは巡り逢ったと思うから……傷つき……磨き上げ……魔進戦隊キラメイジャー……

VRフォッサマグナミュージアムの注意点

このフォッサマグナミュージアム、標本の展示も凄いのだが、文字資料とビデオ映像、そしてその場で触れて楽しむ体験型の展示に力を入れている。VRではその全てを楽しむことは出来ない。どうしても細かい文字は読めないし、ビデオは動かないし、『ボタンを押してください』の指示に従うことも出来ないからだ。悲しい。

また、入り口から展示までの道が少々長くて焦れったい。ハイライト機能が装備されているので、使うのも手だろう。

まとめ

文字資料という点では、主要な展示は全て見ることが出来る。地学の学習には優れていると言えるだろう。
……しかし、やはり宝石の煌めきというのはその場で色々な角度から覗き込んでこそだと自分は思う。見る角度がどうしても固定されてしまうVRでは、全力で楽しむというのはどうしても難しいというのが個人的な結論だ。
だから、いずれ直接赴く前の下見として楽しむのが一番いいだろう。

翡翠の石言葉は『忍耐』『調和』……らしい。まずVRで訪れてみて、ご利益にあやかってみてはどうだろうか。

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