ザツザツアイス改良記✝漆黒闇夜✝

日常

✝第五の御使がラッパを吹き鳴らすと一つ星が地に落ち、この星に底知れぬ穴が開いた。穴からは煙が昇り、太陽も空気も暗くなった。煙の中からサソリのような力をもったイナゴが地上に現れた──✝(ヨハネの黙示録より)

……さて、皆さんはもう『ザツザツアイス改良記-抹茶片栗-』は読んでくれただろうか。前回生まれてしまったあれの欠点は二つ。抹茶アイスなのにめっちゃ黄色いことと、片栗成分のせいで粘りけが生まれてしまったことだ。

ザツザツアイス改良記-抹茶片栗-
どうも。『非常事態宣言大変だね!! 明日は我が身!!』なんて言っていたら翌日に非常事態宣言が出されました、愛知県民です。いやー即オチ2コマって感じで大変笑えない。折角始めた企画が早くもブッ潰れる瀬戸際である。とはいえまあそれは脇に置いて...

というわけで今回は卵黄の黄色と戦い、粘りけのない味変を目指そうと思う。見た目と味が一致しないと何とも困ってしまうからね。
ではどんな色の、何味を作れば黄色くないアイスになるだろうか?

『牛乳とマシュマロで作るザツザツアイス✝漆黒闇夜編✝』

材料
牛乳:容器に入れたい量の大体二倍
マシュマロ:適当
卵黄:一つ
ミルクココア:一袋
コーヒー:適当

……だ。
全て黒に染め上げてしまえば黄色も白もないのである。✝男は黒に染まる✝
というわけで何時ものように牛乳を煮詰めてマシュマロを溶かし、まずミルクココアを一袋。

うーん茶色い。まだ卵黄を入れるには不安があるな……
というわけでコーヒーをやれるだけ投入。え、ココアとコーヒーの相性はどうなのって? まあカフェモカとかあるしいいでしょ……目指すは完璧なる黒。✝光をも吸い込む本物の黒✝だ。さあ、どうなる?

……あんま変わんないね……

まあしょうがない。こうなったらしょうがない。✝光と闇の戦い✝はそう簡単に決着がつかないのは紀元前からの常識である。別にこれだけ色が濃ければ黄色に打ち負けることもないだろう。さあ卵黄よ、✝無限の黒の中で己の無力に咽び泣くがいい✝!!

んっんー……
……ちょっと黄色成分が顔を出してきたけど、まあ、よしとしましょう!! うん!! 問題ない!! 安全確認ヨシ!!
というわけで冷凍庫にドンして放置したのがこちらになります。

 

 

 

……なんか凍りきってないんだけど?
おかしいな……八時間は放置したから十分だと思うけどな……なんでだ……

しかもなんか二層構造になってるんだけど???
おかしいな……ザツザツアイスなんだからそんな二層構造なんてハイレベルなサムシングは加えていないはずなんだけどな……

……あっ、あれか。限界まで粉ブチこんでさらに卵黄まで入れたのが原因なのか。
溶液を飽和状態にさせた上にさらにものを溶かそうとしたから沈澱が発生し、それがそのまま凍ったからこうなった、と。やべぇ今メチャクチャ理系男子だこの記事!!!!!!

というわけで実食の時間です。飽和するまで✝闇の粉末✝を入れたせいか凍りきらないこのアイス、おかげでスプーンが楽々入る。
味は……美味しい。
まずココア、そしてコーヒーの味が口一杯に広がり、しかし卵黄と牛乳由来の濃厚さも失われていない。

そして二層構造になったためか食感も面白いことになっている。上の色が薄い層は初期のザツザツアイスのようなフレーク状の食感が強く、下の色の濃い層はぎっしりと詰まった重厚感のある食感になっているのだ。
半端ないな。
このアイス半端ないって。これ半端ないって!! 勝手に二層構造になるもん。そんなんできひんやん普通、そんなんできる? 言っといてや、できるんやったら……

というわけで完食である。
✝漆黒の翼✝、もといココアとコーヒーの飽和状態が産み出した偶然の産物、凄まじい出来であった。

こうなると気になるのが、飽和状態までマシュマロを溶かしただけのザツザツアイスはどうなってしまうだろうかという期待である。はじめはあっさり過ぎて満足感がなかったあれも、溶かした数によっては凄いことになってしまうのではなかろうか。
やるしかないなぁ?

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