VRで行くアポイ岳ジオパークビジターセンター

VR博物館

毎日のようにmatterportを漁ってはVR博物館のネタを探しているが、段々国内のものに関しては今度こそネタ切れが近づいてきたこの頃である。
いや、モノ自体はあるのだが、記事にするには博物館要素が流石に薄すぎたり、小部屋一室に収まる個展だったり、あるいは見られる範囲だけだと不完全だったりする。また、最近ではVR博物館を探していると自分の書いた記事がちょこちょこ検索の中にも現れてセルフ検索妨害になったりすることもある。嬉しいっちゃ嬉しいのだがやっぱり邪魔だ。
そしてmatterportを漁っていてこれまた気づいたこととして、割とジャンルが片寄っている、ということがある。これは恐らく、まだmatterportが博物館界隈ではマイナーであり、提供者が精力的な界隈以外では広まっていないことが原因だろう。例えば、ジオパーク界隈──第一回の三笠市立博物館や、第二回のフォッサマグナミュージアムといった、大地の科学を扱う界隈はmatterportが多めな印象である。

というわけで今回もジオパークだ。『VRで行く博物館巡り』シリーズ、第十一回は、アポイ岳ジオパークビジターセンター!!

Explore アポイ岳ジオパークビジターセンター in 3D
Matterport 3D Showcase

アポイ岳、地球の記憶に触れる山

アポイ岳は、北海道様似郡に存在する低山である。その特徴は、山自体がかんらん岩という岩で構成されていること。

このかんらん岩が何かというと、地球の内部構造であるマントルが地上に現れたものである。そしてアポイ岳のかんらん岩は、他の地域のかんらん岩と比べても新鮮……つまり、マントルの情報がハッキリと残っていることで知られているのだ。そういう意味で、アポイ岳は日本で一番地球に近い場所ともとれる。

アポイ岳ジオパークビジターセンターでは、このかんらん岩について、パネルやジオラマ、標本で学ぶことができる。

山と生きる自然、山と生きる人々

また、アポイ岳独特の自然についても学習することが可能だ。
アポイ岳は低山でありながら高山植物が生い茂り、固有の生態系を保ってきた。何故そのような減少が起こったのか、そしてそんな山と住民はどう向き合ってきたのか。パネルの数々でその歴史を紐解くことができるだろう。

VRアポイ岳ジオパークビジターセンターの注意点

展示自体は見やすい。パネル展示が主なだけあって、拡大すればちゃんと読めるような白丸の配置になっている。ただ、標本は小さいもの、ケース内のものが多いため見られない場合もある。
また、これはVRだからというわけではないのだが。アポイ岳ジオパークビジターセンターは、その名が示す通りビジターセンターである。つまり、アポイ岳を訪れる予習として存在している施設なのだ。ここで完結はしていない。ここから始まるのだ。パネル展示が主なのも、直接山に入って見ることを想定しているからだろう。ある種、物足りないやもしれない。

まとめ

ためになる内容だった。山に行きたくなる。そういう、自然に興味を膨らませるのに向いているだろう。
まあ、まだまだ県境を越えて山まで行く余裕とか、元気とか、情勢は整っていない人がほとんどだろうが。ねえほんとに愛知の緊急事態宣言解除するの……?
とにかく、今は自然へ思いを馳せて、いつか世の中がまともになったあたりで、実際に登ってみるのがいいと思う。今から鍛えるか……

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