VRで行く宝塚市立文化芸術センター

VR博物館

例のウイルスが流行りだして、何日経っただろうか。少なくとも、その影響はもう計り知れないくらいにはなっているのだろう。
例えばちょっとした特オタである自分の視点から見てみても、きっとドラマの撮影は中止しているだろうし、夏映画の撮影は厳しいだろうし、何なら映画館も閉まっている。それに、舞台の類いも致命的だ。リュウソウジャーファイナルライブツアーは中止になってしまったし、特撮出身の舞台俳優も軒並みダウン。
いやー大惨事、笑えない。
本当に、舞台の人達は恐ろしい目に遭っているのだろう。まあ、自分が知っている舞台は、特撮系かテニミュか宝塚くらいなのだが。

うん。
という訳で今回は宝塚の話をしよう。

というのも、今日、宝塚市のとある施設がmatterportにて全館を無料公開したのである。その施設の名は宝塚市立文化芸術センター。……本来なら4月の半ばにグランドオープンするはずだったアートセンターだ。
つまり。
これを使って訪れたなら、漏れなく誰もが入館者第一号なのである!! まあ10時の開館5分前からサイトに張り込んでまだかなまだかなってしてた自分が多分入館者第一号なのだが

『VRで行く博物館巡り』シリーズ、第三回は宝塚市立文化芸術センター!!

Explore 宝塚市立文化芸術センター in 3D
一般社団法人VR革新機構が新型コロナウイルスの影響で休館・休場している施設を無料で撮影するボランティア活動。 協力会員:合同会社Advalay

第一アートセンターって何?

つまり美術館なの? と、思った人もいるかもしれない。というか自分がそう思いながら入館した。
だが、どうやらそんなシンプルなものでもないらしい。
宝塚市立文化芸術センター曰く。美術館とはノアの方舟のようなものである。同じものを抱え、未来へと運んでいく役割を持つからだ。対してアートセンターは、常に流動し、交流し、未来の芸術を作る役割を持っている。らしい。

……つまり、変化し続ける美術館、という認識で……いいのだろうか?
うん、とりあえずそういうことにしとこう。
変化し続ける美術館である宝塚アートセンターでは、現在二つの展示が行われている。炭酸メーカーウィルキンソンの歴史展、そして宝塚ゆかりのアーティストの展覧会だ。

ウィルキンソンです、出身は兵庫の宝塚です

ウィルキンソン。
ウィルキンソン。
カッコいい名前だよね。カタカナ並んでて、外国っぽくて、こう、適度に低いイケボが似合う響きしてる。
……なんで宝塚?

と、思っていたのだが。なんとびっくり、ウィルキンソン発祥の地は宝塚でした。

一体何がどうして宝塚でウィルキンソンが生まれたのか。そして宝塚の発展にどう寄与してきたのか。パネル展の形式で、それについて学ぶことが出来る。

宝塚ゆかりのアーティスト達

そして二階で行われている展覧会、宝塚の祝祭Ⅰでは宝塚在住のアーティスト達が各々に作品を出しており、それに触れることが可能だ。
鮮やかな色、独特の配置、そういったものを見ることで、芸術の一端を垣間見ることが出来るだろう。

……とはいえ、まあ何時ものことだが、こと芸術品なので本当は自分の中の脚で赴いて色んな角度からなめ回すように見て、空気感を味わい、あるいは触れて、そうして楽しむのが一番なのだが。
まあVRですから。贅沢言っても仕方ない。
個人的にはこの展示が好きです。

VR宝塚文化芸術センターの注意点

まず、よくバグる。
これまでの画像を見ればわかったと思うが、画面の下にやけに数字が並んでいたはずだ。あれはどうやら『複数フロアが設定されている施設のVRだと、1移動ごとに増える』数字らしい。宝塚市立文化芸術センターに設定されているフロアは6フロア。全部普通に歩いて移動していたらスマホが赤熱しだすだろう。
だが、本当に6フロア存在するかというと、そうでもない。どうやら、高低差を関知すると自動でフロアを分けるシステムになっているようなのだ。例えば四階に該当する場所はこれだけしかない。

また、こういうときにハイライトが設定されていると移動に便利なのだが、ここではハイライトの代わりに庭園の全方位ビューが用意されている。これはこれで綺麗ではあるんだが……

ちょっと動くのが難しいのは難点か。

宝塚の祝祭Ⅰの中には、こんな展示がある。

……いや、展示ではない。初見だと、これが展示なんだろうな、うわあ精巧な人間だな、とか思ってしまうかもしれないが、これは製作途中段階だ。コロナウイルスの影響で展示物が変更されることになり、その作業中にmatterportが撮影を行ったらしい。ちょっと面白い。

他には、こんな意味深な黒い箱もある。入り口もある。しかし……中には入れない。
残念だ。デジタルインスタレーションと書いてあるからには、恐らく映像を使った展示なのだろう。matterportは映像に弱い。これに関しては、直接見に行く他無さそうだ。

まとめ

一通り回ってみたが、やはり物足りないことはあるものの、しかし良い体験が出来たと思う。VRを通じて、見られない場所を見て、知らないものを知るというのは特別な経験だ。
それに、ことここに関しては新品である。新品の美術館。是非貴方も、一人目の来館者になってみてはどうだろうか。
こういう機会なのだし、これからもたくさんの博物館や美術館がmatterportにデータを提供してくれるのではないかと、期待している。

……あれ?
これって財政難で風俗に新しい女の子が入ってくるのを待ってる岡村隆史と一緒の考え方なのでは……?

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