緊急事態宣言が解除される地域が出始めた。今解除して大丈夫? またパンデミックしない? という懸念と、良かったね田舎の学生諸君、今から頑張ればワンチャン文化祭とか修学旅行とかギリ行けるかもよ!! という喜びが五分五分、といったところである。
まあ、解除が正しかったかどうかは積雲が分析で算出するだろうし、どうせ愛知は解除されないのだから考えても仕方ない。
しかし諸君、修学旅行はいいぞ。次元レベルでクラスで浮いてた自分は、正直、仲間との絆とかそういうレベルでの楽しみとは縁遠かったが、しかしそういうの抜きにしても、中々珍しいものを体験できる。鍾乳洞とか楽しかったぞ。
そしてなんと、matterportで中身を公開している鍾乳洞が存在する!!
その鍾乳洞の名は龍河洞。日本三大鍾乳洞にも数えられる、高知県の鍾乳洞だ。この龍河洞が、休業機関である5月15日までmatterportでその中を公開しているのだ。
くっ……閉鎖までもう一週間もないじゃないか!! もっと早く気づくべきだった……!!
というわけで、『VRで行く博物館巡り』シリーズ、第七回は龍河洞!!
えっ、鍾乳洞は博物館じゃないだろ? うるせぇ面白いもん見られりゃそこが学びの場じゃい!!
大自然の神秘、龍河洞大探検
龍河洞VRはまず入り口から始まる。
もう、この時点で雰囲気がヤバい。ヤバない? もう雰囲気出過ぎじゃろ、物凄い何かを感じる。マイナスイオンかな? (ブログ名にあるまじき発言)
で、ここから中に入っていくのである。細い道を一歩一歩、ずんずんと進んでいくのだ。はじめの内は似たような景色が続く。何とも迷宮じみた、どちらから来たのかもわからないような風景だ。しかしある時から、龍河洞はその神秘的な内面を露にしだす。
垂れ下がる鍾乳石。穴の開いた壁。幾重にも曲がりくねった道の脇には滝が流れ、ある時はかつての僧の修行所跡を訪れる。
ああ、ここの空気吸いたい。ぜったい適度にひんやりしてて、湿気ってるんだろうなぁと思わせる。VRではそれは叶わないのは、何時もながらもどかしいことだ。
しかしVRだからこそ、このような坂だってすいすいと登れる。
突撃!! 隣の弥生人
鍾乳洞を登りきったところで、VRの舞台は切り替わる。matterportにて龍河洞NEXTと表示されるエリアは、なんと弥生人がかつて住んでいた史跡である。
そこにはかつての家の跡や、炉の跡や、うっかり鍾乳洞の奥に忘れ去られてそのまま鍾乳洞と一体化した壺なんかがあったりする。
VR龍河洞の注意点
何よりも、期間限定公開である。5月15日までの公開である。もう一度言うぞ、5月15日までの公開である。この機会を逃すな。
そしてここ、鍾乳洞であるが故に狭いエリアも多い。閉所恐怖症の人は気を付けよう。
また、龍河洞の高低差は80mあるらしい。当然というか、高さの変化を感知して階数を決めるシステムが働いている。なんと21階まで設定されているのだ。歩いているとめっちゃ重くなる。定期的に出て入り直すのがいいだろう。
まとめ
いやー、楽しいね。
自然の中を擬似的にでも歩く体験は本当に楽しい。ずっと公開しててもいいのに。
鍾乳洞は、歩いていて飽きない。何しろセンターオブジアースである。変な形の世界というのはそれだけで見る価値がある。VRなら、お手軽に楽しめるだろう。……本当は、直接行くのが、見て聞いて嗅いで楽しむのが一番なのだが。
ま、自分は愛知県民なんでもうしばらく県内に閉じ籠るの確定なんですけどね!!
最後にもう一度言うぞ、龍河洞VRは5月15日までの限定公開だ。
急げ。
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