VRで行く川崎市岡本太郎美術館

VR博物館

ビジュアルノベルのシナリオライターになるついでにブロガーになったはずが、最近はむしろブロガー家業に勤しんでいることに気がついた。主客転倒とはこのことである。

さて、例のコロナの影響で東京2020が実質東京2021になったことは記憶に新しいが……いやそうでもないかな……とにかく。世界的なイベントがぶっ潰れるというのは痛ましいものだが、自分が気にしているのはオリンピックより、むしろ万博である。2025大阪万博。
これでも愛知県民なので、実は2005年の愛知万博には通い詰めた身なのである。まあ、当時五歳だったので記憶は全然無いが。しかし多くの展示を回り、刺激を得ていたことは間違いない。となると、やはり行ってみたいのである、万博。今の自分なら、もっと多くのものを吸収できるはずだ。
まあ所詮愛知県民なので、大阪府民のように通い詰めるのは辛いのだが。いやー、積雲(いつの間にか大阪府民になっていた)が羨ましいなー!! 羨ましいなー!!

大阪万博。かつては1970年に行われたそれは大盛況だったと聞く。太陽の塔をシンボルに各国の技術が集まり、こんにちは、こんにちは、西のくにから──

……はい。
太陽の塔の作者であり、『芸術は爆発だ』という名言で知られる岡本太郎氏。氏の出身地である神奈川県川崎市に建てられた美術館、川崎市岡本太郎美術館が、先日matterportにてその中身を公開致しました。今回はその話ですね。

というわけで『VRで行く博物館巡り』シリーズ、第八回は川崎市岡本太郎美術館!!

Explore 川崎市岡本太郎美術館 in 3D
一般社団法人VR革新機構が新型コロナウイルスの影響で休館・休場している施設を無料で撮影するボランティア活動。 協力会員:合同会社Advalay

ん? 美術館は果たして理系なのかって? 今さらうるせぇ、科学と芸術は似てるって森美術館の人も言ってた!! (第五回で書き忘れていた)

岡本太郎爆発の記録

川崎市岡本太郎美術館は、ジャンルごとに展示が別れている。それは彫像を主体とするエリアであったり、小さな作品を纏めたエリアであったり、あるいは岡本太郎氏が傾倒したシャーマニズムに影響された作品群のエリアであったりする。

それらを見ながら彼の考え方を学ぶことで、抽象的な作品の中にも何かしらの意味を見て取ることが出来るようになるかもしれない。

太陽の塔の隣人、バシェ音響彫刻

VR内にあるのは常設展だけではない。企画展では、1970大阪万博にて太陽の塔の隣に存在した、フランソワ・バシェ、ベルナール・バシェ兄弟の音響彫刻の再現が展示されている。
音響彫刻の名の通り、彼らの作品は彫刻であると同時に楽器である。訪れたものは思い思いに音響彫刻に触れ、かき鳴らし、その音が同時に展示された岡本太郎の作品群と共鳴して、新たなる芸術空間が誕生する──というのが、この企画展の趣旨だ。

……まあ残念ながらというか当然というか、VRに音はないので、ここでは各々の音を楽しむことは出来ない。
しかしYoutubeからその響きを聞くことは出来るので是非一度耳を傾けてみては如何だろうか。

BASCHET with meditone®(AIによるバシェの演奏)

VR川崎市岡本太郎美術館の注意点

動くのに特に問題はなく、説明も細かいものは流石に読みづらいが大体読める。
しかし大きな問題が一つ。この博物館、出口がない。

というのも、川崎市岡本太郎美術館は常設展から企画展を回り、ミュージアムショップ等のエリアを通ってエントランスまで戻ってくる、一週できる形式になっているのだが、企画展とミュージアムショップの間が閉ざされていて移動出来ないのだ。

扉の向こうをタップしても移動は出来ない。スムーズに一周したい場合は、一旦左下のボタンでフロアプランを表示して、そこから扉の向こうの床をタッチすることでワープすることが可能である。

まとめ

博物館であろうと美術館であろうと、どれだけVRが発達したところで直接赴く方がいいことには変わりない。展示物を直接目にし、そこの空気に触れ、音を聞き、匂いを感じ、その全てで体験した方が良いに決まっている。
それにしてもなお、VR越しであっても迫力を感じられる美術館であった。なるほど芸術は爆発である、エネルギッシュなそれは胸を打つ。
誰も彼もが引きこもり気味な現在、『心の筋力』とでも言うべきか、何かに感動する力が衰えていきかねない。そんな時こそ訪れたい美術館だと感じた。新しい刺激は、きっと貴方を元気にする。

これでも自分も芸術にちょっと脚を浸している身である。絵ではなく文でだが。
芸術は爆発、うん。その通りだと思う。自分も己の火薬に積極的に火をつけて行きたい所存である。

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