少し前に、左の中指をぶったぎった話をした。結局切れた部分は繋がらなかったが、血自体は止まったのでもう皮も切り落としてしまった。指の形がなんか違う……
しかしまあ、これで料理も再び出来るようになったわけで。皆さんはもう『ザツザツアイス改良記-緊張緩和-』は読んでくれただろうか。柔らかく、かつ溶けてもべしゃべしゃしないアイスを追い求め、四倍に煮詰めた牛乳を使ってザツザツアイスを作成したが、コストの面でそれ以上の濃さは断念した。

というわけで別の手段を考えることとする。牛乳には普段以上の手を加えず、別の手段で柔らかく。自分は既に次の手段を思い付いている。それは──
『牛乳とマシュマロで作るザツザツアイス-蜂蜜黄熊編-』
材料
牛乳:使いたい量の大体二倍
マシュマロ:適当
蜂蜜:適当
蜜です。
蜜です、蜜です、蜜です。
はい、今回は蜂蜜を使用する。増粘剤というわけだ。実際、コンビニアイスなんかにも増粘剤として水飴が含まれていて、今回はその代用として蜂蜜を使う形だ。
普段通りに牛乳を煮詰め、マシュマロを溶かし、そしてくまのプーさんが如くタラタラと三週ほど蜂蜜を注ぎ込む!! (中国を敵に回すタイプの発言)
うん、あんまり色変わらないね……とりあえず粗熱取って冷凍庫へ。
六時間経過。
む、心なしか蜂蜜カラー。多かったかな……
しかし別に多い分には構わない。さて、柔らかくなっているだろうか。早速実食と行こう。
──柔らかい。このアイス、いつもより楽にスプーンが入る。そして……水っぽい?
味は、まあ想像通り、凄い蜂蜜。そして牛乳。蜂蜜かけたソフトクリームとか美味しいからね、不味い訳がない。いいよこれ。
でも、やっぱりちょっと水っぽい気がする。スプーンが入りやすくて食べやすいのは確かなのだが、全体が柔らかいというよりは、溶けかけの氷みたいな、バラバラザクザクな柔らかさ。正統派ザツザツアイスとも言えるが、今求めてるのはそれではない。
常温に戻ってきたところで、表面を掬ってみる。くるくると丸く纏まれば理想的なのだが……
……ああっ!! 水っぽさのせいで纏まる途中で崩れていく。
そしてやはりというか、中にフレーク状の組成が見受けられた。氷である。これでは溶けてしまえば超しゃばしゃばになるのは避けられまい。
というわけで完食。
今回は、柔らかくなったが水っぽさが残り不完全だった、という結果になった。しかしよく考えてみれば、前回は水分は抜けたが密度が高く固いという結果だった。……もしや、組み合わせれば良さげな感じになるのでは?
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