ザツザツアイス改良記-乳海攪拌-

日常

皆さんはもう『ザツザツアイス改良記-単騎出陣-』は読んでくれただろうか。牛乳とマシュマロで作るザツザツアイスとして始まったこの企画だが、なんとマシュマロを使わないプランが浮上してきた。そこで今回は、牛乳と全卵でアイスを作ってみようと思っていた。

ザツザツアイス改良記-単騎出陣-
何年前かのことでした。まだ幼かった少年クイサレ君はアイスキャンデー作成キットを入手しました。好きなジュースを入れて冷凍庫に入れれば後でアイスキャンデーになってくれるというキットです。ブドウジュースのアイス。美味しい。リンゴジュースのア...

思っていたのだが……こんな呟きが積雲経由で自分の耳に入ってきたのだ。『何で一度に冷凍しようとするのか。一時間に一度混ぜて空気入れれば美味しくなるよ』、と。
……いや、ビックリである。何にビックリしたかって、このシリーズちゃんと読者いたんだね。もう一人で壁打ちしてる気分だったからむしろそこに驚きである。

で、だ。
折角タレコミがあったのだ、やってみないのも損である。今回はしっかり混ぜてみようじゃあないか。

『牛乳とマシュマロで作るザツザツアイス-乳海攪拌編-』

材料
牛乳:使いたい量の大体二倍
マシュマロ:一個
砂糖:気持ち程度

今回はマシュマロも使用する。砂糖も気分で入れてみようと思う。
別に原液の製造工程に変化はないので特に触れない。いつもの流れである。

というわけで原液がこちら。
普段ならこれを冷凍庫で放置するのだが、今回は一時間に一度取り出してかき混ぜる。それぞれの経過はこんな感じ。

合計五回かき混ぜた。一回目と二回目の間にがっつりと凍り、あとは緩やかに固まっていく感じか。何なら三回目くらいから普通に食べられたような気さえするが、とりあえず五時間は凍らせた。

というわけで五時間凍らせたザツザツアイスを食べることにする。ではスプーンを入れて……

……あっ、柔らけぇ。
柔らかいというか、ここまでにかき混ぜたことで組成が細かくなったことで食べやすくなり、また普段の固さもないためにしっとりとした味わいになっている。
うん、食べやすい。味も普段のザツザツアイス+ちょっと砂糖足した程度なのだが、しかし食べやすいというのはこうも気分がいいのかと思わされる。普段ならあるはずのフレーク状の組成に関しては、失くなったわけではなく混ぜたことで小さくなったようだ。ところどころに氷の粒が感じられる。

まあ、ぽろぽろとしたつくりであるために巻き取ることは叶わないのだが。しかしここまで柔らかければわざわざ丸く巻き取らずとも簡単に加工が効くだろう。

うん、さらっと完食。ごちそうさまでした。
一時間に一度混ぜるという試み、言われるままにやってみたがなるほど思った以上に効果抜群である。もう少し調整を加えればより滑らかになるのだろう。美味しかった。
美味しかった……

……

……

違うのだ!! (画像略)

なるほど確かに、確かに、一時間に一度かき混ぜたならふわふわのアイスになるだろう。しかしその一時間に一度の手間を加える面倒さを!! それを仕方ないと受け入れてしまっては!! もうそれはザツザツアイスではないのである!!
ザツザツアイスとは!! なるべく楽をして、手を加える頻度を最小限に、使う金額を最小限に、その上で十分に美味しいアイスを作ろうとする試みなのだ!! 寝る前にまとめて作って冷凍庫に入れて朝食べるとか、外から帰ってきたときにアイスが待っているとか、すっかり忘れてた一週間前のアイスを掘り出して得した気分になるとか、そういう思いがしたいのだ!! 一時間に一度手を加えるような殊勝なものをザツザツアイスとは呼べんのだ!!

美味しいものを作るのに手間を惜しむな? 全くもってその通りだ。わかっている。楽に美味しいものを作ろうなんて甘っちょろい考えだということはよーくわかっている。だが!! アイスは甘っちょろい食べ物なのだ!!
ザツザツアイスは!! 楽して美味しい思いをしたいクソみたいな煩悩を実現しなければならないのだ!!

そういうわけで、ザツザツアイスに一時間に一度撹拌するプランは採用しない。冷凍庫に放置して一度で凍らせる方式で、その上で柔らかく滑らかで美味しいものを追求していこうと思う。
次回は、今回延期したザツザツアイスマシュマロ要らない説の検証を行うつもりだ。

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