4月後半だったか、その辺りの頃に、REALITYについての記事を書いた。外出自粛の今こそ、バーチャルに触れる時だと。
だが今はもう6月、もう世間の流れは自粛から外れ、店も再開し、学校も動きだし、博物館もVRからリアルに舵を切った。再び風向きはバーチャルから逸れつつある。

そんなこのタイミングで、REALITYが動いた。
VR空間でのアバターを介した自由な交流を提供するアプリClusterに、REALITYで作ったアバターをアップロード出来るようになったのだ。
Clusterってなに?
スマートフォンやPC、VR機器など様々な環境からバーチャル空間に集って遊べる、 マルチプラットフォーム対応のバーチャルSNS。
カタカナ使ってりゃ頭いいと思ってんだろ!! と言いたくなってくるが、つまりはバーチャル集会場だ。ユーザーはアバターを纏って好き勝手できる。
アバターってなに?
バーチャルな体と思えばいい。
元々はClusterにはデフォルトのアバターが用意されており、他所から有料無料のアバターを自力で導入しないとこのデフォルト以外のアバターは使えなかった。だが、今回REALITYのアバターを持ってこられるようになったことでオリジナルアバターの使用難度がぐぐっと下がった形になる。
何ができる?
公式や有志の提供してくれたワールドという部屋に入ったり出たりすることができる。このワールド内での他ユーザーとの交流が、Clusterの本旨というわけだ。
ワールドにも様々な物があり、カラオケボックスやアスレチックゲーム、水族館なんてものもある。
とはいえまだ始まって3ヶ月のサービス、発展途上な部分も多く、ワールド内で可能なアクションは多くない。移動、ジャンプ、写真撮影、チャット、そしてどうぶつの森じみたいくつかのアクション。以上だ。
まあ不便というほどではない。十分だ。少なくとも、目的を他ユーザーとの交流に絞るのならば。
どうやらVR器具があれば動きのトラッキング、画面への反映も可能になるらしいのだが、自分のような貧民層にそんな機器はない。悲しみ。
REALITYアバターをClusterに反映しよう
さて、そこはかとなくディスるような話の流れになってしまったが、しかしCluster自体は楽しいアプリである。是非やって貰いたい。
というわけで、REALITYアバターをClusterに反映する流れについて説明しようと思う。
まずREALITYでアバターを作り、Clusterにログインしておく。
そしたらまずClusterの方でプロフィールの『アバターを管理』から『REALITY連携』をタッチ。そうしたら『連携用APIトークン』とかいう長い文字列が獲得できるのでコピーしよう。
そしたら今度はREALITYに入って、設定画面から『NEXT REALITY』へ。
そこから『Cluster連携』をタッチすると次のようなトークン入力画面に入ることが出来る。そこにさっきコピーしておいたあの長い文字列を打ち込むことで、アップロードは完了だ。
あとはもう、あなたの肉体で好きなようにやればいい。REALITYのデータをそのまま持ってきているのでアクセサリーもそのままだ。もちろん自分も、プリキュアの追加戦士にいそうなスレンダー美少女のアバターを使っているぞ。
ちなみにスカートの中は見えない。
Clusterで遊ぼう!!
アバターをアップロードしたあなたは、もう公開されているどのワールドにも行くことができる。
もちろん交流がメインである以上、自分のようなぼっち勢には居心地の悪い面もあるが、しかしそれを差し置いても、こうしてバーチャル空間を自由に移動できるというのは価値がある。何より楽しい。
思えばずっと前、バーチャルYoutuberを知ってすぐの頃、まだバーチャルアイドルの商業主義に飲み込まれる前の自分は、こういう世界を夢見ていたのだ。全人類がバーチャル空間で生活するこういう世界を。
もちろんClusterはまだそこまでの域には至っていない。が、しかし未来に触れるという点でこれ以上のものもないのではなかろうか。
あなたも是非一度、バーチャルな未来を訪ねてみてもらいたい。
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