草 枯 れ る

日常

最近ややねぎ君の様子がおかしい。
なんというか、葉の付け根の辺りを覆う筒状の葉がみょうに枯れてきて、それに、なんだか臭いのだ。玉ねぎが腐ったような臭いがする。……玉ねぎからそんな臭いがしているのだから、多分、腐ってしまったのだろうか。

草を煮る
自分はつつましく玉ねぎと同棲しているというのに、ライター仲間の積雲は生ハムの原木と同棲し始めた。何だあいつ、カメラといいフォントといいその財源どこから出てきやがった!! こっちは住民税を払う払わないで大騒ぎしてるっていうのにあのブルジョワめ...

真相を探るべく、調査班はややねぎ君をバラしてみることにした。

まず、萎れた葉を切り取ってみる。
中はいかにもネギとした感じに空洞が空いていて、特に異常は見受けられない。乾いているわけでもない。しかし、何故か萎れている。

ならばと、次は皮の茶色い部分を剥いてみる。今までは外から触って、玉ねぎの本体が縮んでいくのを感じているだけだったが、実際剥いていると本当にそれぞれの葉が薄くなってまるで中年男性のよう──んおおおっ?

こっ──これは──

……間違いない。カビだ。
ややねぎ君の葉の、割と内側の茶色い葉の隙間に、カビが巣食っていた。

これが原因ということなのだろうか。
とりあえず不安なところをバリバリと剥いていく。いや、どこを剥いても薄っぺらなので、しわしわと剥いていく、的な擬音の方が正しいのだが。

そして残ったのがこちらになります。

随分……一皮剥けたな……
いや何皮剥いたんだ……?

しかも根っこの辺りは未だに臭いし。やっぱりこの根の間の黒もカビなんだろうか……

とにかくそんな感じで、ややねぎ君は劇的にダイエットした。いつもは上に乗る感じだった水のコップにも今は嵌まるといった様相である。そろそろ限界かな……

とりあえず、うっかり腐らせて無駄になる場所があってはいけないので葉を育てまくるのは断念、がっつり切り取って料理につかうことにした。

使った結果がこちらになります。

基本的にはややねぎ君は味噌汁にぶちこんだが、ちょっとだけ火を通してみた。
火を通したややねぎ君はやはり玉ねぎのような風味がして、しかしネギっぽい味もついていた。生で食べたときよりもクセが抜けていて食べやすい。そう思うと、中々これはこれで悪くない。
まあ玉ねぎのままの方がやっぱり良いのだが。コスパもそのまま食べる方がよっぽどいい。

……さて、今回あられもない姿を晒してしまったややねぎ君はこれから先どうなってしまうのだろうか。カビが原因だったのなら今回取り除いたことになるのだが、玉ねぎの栄養を使い果たしたことが原因ならもう栄養剤でもぶちこまないことにはややねぎ君に明日はない。
というか真面目に明日あたり気づいたら捨てられていないだろうか。
不安で仕方ないな……

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