VRで行く株式会社SUBARU

VR博物館

朝日新聞!!
朝日新聞デジタル!!
朝日新聞デジタルが!!

なんと!! 朝日新聞デジタルが、matterportでのバーチャル工場見学ツアーを公開し始めた!! しかも単発企画ではない、随時更新で複数企業の公開を行うようである!!
凄いぞー!! カッコいいぞー!!

……ふう。

いや、本当に。
何だかんだで未だに根強い影響力を持つメディアの一角である新聞、しかもその中での知名度トップクラスである朝日新聞がmatterportを取り上げてくださって、部外者ながらありがたい限りである。
こうやって何度も話題にされることで、知名度というのは上がっていく。是非朝日新聞様にはmatterportをはじめとしたVRコンテンツに好意的な報道をどんどんしていただいて、発展を助けてもらいたいと願っている。まあ自分は部外者だが。

さて、というわけで『VRで行く博物館巡り』シリーズ第二十四回は朝日新聞デジタルプレゼンツで、株式会社SUBARU!!

株式会社SUBARU(スバル) | バーチャル見学ツアー:朝日新聞デジタル
バーチャル工場を見学しながら見学ノートに自分なりの答えを書いてみよう!SUBARU車製造の工程を楽しみながら学べます。

鉄板から車ができるまで

多分皆知っているだろうが、SUBARUは車メーカーである。レガシィ、フォレスターのような車種を排出している他、キャリイやサンバートラックのような軽トラでも名を馳せる日本の有力車メーカーだ。……何故か個人的にはSUBARUといえば軽トラ、というイメージがある。自分だけかな……?

で。今回この株式会社SUBARUは、朝日新聞デジタルの協力の元車体の組み立て工場をmatterportにて公開してくれた。
車のフレームやドアを作り、塗装し、運び込まれたシートやエアコン等を合体させて、一台の車を作り上げる巨大工場。車メーカーの肝である。

早速見ていこう。

エントランスからジャンプして工場に入れば、そこは一気に別世界。工場での作業風景を、上から見下ろすことができるようになっている。

自分の父親は自動車関連のライン工だったこともあり、自動車工場の見学は生で何度か行ったことがある。そこもこんな感じで、上に見学ラインが設置してあってそこから作業を見下ろすという形だったので、これが自動車工場見学のベーシックなのだろう。
まあ自分は大トヨタ帝国こと愛知県の民なので、必然見学先はSUBARUではなくトヨタだったのだが。

しかしこの見学ルート、中々長い。まあ鉄板が車に生まれ変わるまでを全部辿っていけるのだから長くなるのも当然というもの。
また、ただ工程や順路備え付けの解説を眺めるだけでなく、所々のボタンに設置してあるクイズや動画コンテンツも楽しむことが可能である。実際に工場が動いているのが見られるので中々面白い。

SUBARUの走り抜けてきた歴史

こうして長い長い製造ラインを全て見終えると、またエントランスまで戻ってくる。しかしただ戻ってきたのではない。エントランスの奥、展示ホールに進めるようになっているのだ。
実質ラスボス倒した後に解放される特殊ステージである。胸が熱くなるな……

そしてこの展示ホールには、時代を駆け抜けてきたSUBARUが送り出した様々な車が陳列されている。最初の車、有名な車、2000年の国際自動車レースで優勝した車まで、並ぶ車種らも様々だ。
心なしか、それぞれの車の顔つきも精悍に見える。やっぱりレース走ってる車はイケメンなのだろう。

VR株式会社SUBARUの注意点

……えー。こうしてぐるっと一周紹介しましたが。

正直ぶっちゃけますと、大分不便。
ここ、今までになく不便である。
本来matterportは、もっと便利な機能が色々あるのだ。工場の形とかの制約はあれど、もうちょっと何とかならなかったものかというのが感想である。

まず一つ気になったのが、操作性の悪さ。
思ったように動けない。いや、動きすぎる。道の脇にある解説ボタンを押したはずが、いきなり長距離ぶっとばされて次の瞬間には見知らぬエリアに……なんてことが多々ある。それでなくとも、普通に順路を進もうとするだけでも視点5つほどスルーしてぐわんと大ジャンプしたり、あるいは前に行こうと思ったのに後ろに飛んだりする。最早立体機動装置である。

まあ、仕方ないといえば仕方ない。というのもこのVR株式会社SUBARU、構造を見下ろすとこうなっている。

めっちゃ細くて曲がりくねったパイプなのだ。この状態でパイプの横、順路から逸れた部分を押してしまうと、matterportが誤作動し、タップされた方向に思い切りワープ、ということになるわけだ。そして順路も細いので必然一つずつしか視点を置かなくなり、見所が少ない部分は一つずつの間隔も広くなるので、安定した移動もままならなくなる。一本道の通路が吊り下げられている、車の工場という環境が産み出した悲劇である。

脇の解説ボタンを押すと吹っ飛ばされる問題については、ボタンをタップするのではなく長押しすれば思わぬ移動を防止できるのだが、移動が不便なのには変わりがない。対策としては、視点一つずつの間隔を狭くし、また全ての視点を道の真ん中に置くようにすることで解決可能なはずである。まあ見る側にとってはどうしようもない。

他にも問題はある。matterportには本来、フロアプラン、という全体を上から見下ろす機能と、ドールハウスビューという斜め上から立体的に眺める機能が備わっている。これらを駆使すれば、行きたい場所をタップするだけで即座に移動することができるという優れものなのだが……VR株式会社SUBARUにはない。正確には最初はあるが、途中から使えなくなる。
なんと意図的にこれらの機能を取り払っている。
まあ確かに、見学ルートパイプ状になる以上ドールハウスビューはあまりよろしくないかもしれないが、しかし真上から見下ろすフロアプランはあってもいいはずだ。これがないとアプリが落ちたときに一々最初から走らないといけなくなる。

で、この機能を取り払わせた諸悪の根元がこいつである。

謎のセクションごとのワープ機能。

このワープ機能が、長い工場見学をぶつ切りにしているのである。こいつが存在するせいで、フロアプランが封印され思った通りに動けないのみならず、工場見学は強制的に一方通行になり、あまりに不便。
しかもワープと銘打っておきながら、係員さんの目の前でワープしたら係員さんのすぐ後ろに移動する、という始末。ギャグである。
これに関しては意味を全く感じない。次からは取っ払ってもらいたいところである。

他の注意点としては、展示ホールはまるで2階があるように見えるが本当は存在しないので上ろうとしても意味はない、くらいだろうか。

まとめ

随分と文句をつけてしまったとはいえ、このようにmatterportを公開してくれるのはとてもありがたいことである。
どうやら朝日新聞デジタルさんはもっと沢山のmatterport工場見学シリーズを公開してくれるようだし、楽しみに待とうと思っている。問題点も改善されているともっと嬉しい。

まあもちろん、ああいう工場見学というのは、よくわからない機械がガションガションと唸りを上げ、空調がブオンブオンと歌い、運搬機械がピロピロと音を垂れ流すあの騒々しさがあって完成するので、ただ画像を見ても物足りない、という考え方もあるのだが。しかしそれでも、こういう形で手軽に工場見学ができる現代はいい時代である。
是非一度、行ってみてはどうだろうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました