英語読本の感想まとめシリーズ第1弾。”Sherlock Holmes: The Top-Secret Plans”の紹介です。
書籍紹介
あらすじ
(以下、裏表紙の英語で書かれたあらすじをロキがなんとなく意味が通じるように日本語訳したものです。)
「この電報は私の弟、Mycroftから届いたものだ。」そうHolmesは言った。「彼はArthur Cadoganさんについて何か私に話したいようだ。Watson、君はCadoganについて何か知っているかな?」
「今日の新聞で何か見たような気がするなあ。」と私は答えた。
ロンドンの地下鉄線で一人の若い男が亡くなり、イギリスの新しい潜水艦についての極秘の設計図がなくなってしまった。誰がCadoganを殺害し、どうして彼は亡くなり、そして設計図はどこへ行ってしまったのだろうか。Sherlock HolmesとWatson医師はこれらの重要な疑問に答えるため、一刻も早くMycroftに会わねばならない。
その他の情報
- 出版社:OXFORD UNIVERSITY PRESS
- レベル:DOMINOES Level One
- 単語数:5,670 Words
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感想
簡単な評価
- 読了までの所要時間:2,3時間程度
- 物語の語彙:★☆☆☆☆(★が多いと難しい)
- 物語の把握:★☆☆☆☆(★が多いと難しい)
- おもしろさ:★★★★☆(★が多いとおもしろい)
コメント
物語はWatson視点で描かれていて(ホームズシリーズは全部そうなのかな…?)、だいたい読者が「ん?」って思うことをWatsonがちゃんとHolmesにしてくれている。一方のHolmesは…あの…流石にそれは捕まるぞってことを平気でやっていく。ちょっと向こう見ずなところありすぎじゃないですかね。でもそれが「探偵バカ」(って言うのかなぁ…)な感じで人間味になっている。
今回のお話はあらすじの通り「誰が殺害した?どうして?あと設計図はどこ?」の3点を解決していくお話。大体場面毎に「そこでわかったこと」と「今までわかったことから推理できること」をきちんと話してくれるので、推理小説によくある「は?そんなことあったっけ…?」みたいなことが起こりにくいと思う。
(これは恐らくDOMINOESシリーズ全般に共通なのだろうが、)はじめに登場人物の名前がイラスト付きでリストになっていたり、どのページにも挿絵が入っていたりして、文字ばっかりだと毛嫌いする人でも読み進めやすいと思う。(実際にロキの場合はいつまで立っても人名が覚えられず、今読んでいるページと登場人物一覧のページを行ったりきたりした…)
語彙はかなり優しく、今まで見たことねえよ!っていう単語もページの隅にある脚注でフォローされているので、英語の読み物を読んでみようかなーという人へのはじめの1冊あたりにはちょうどいいかも。(逆に、英語の読み物に慣れている人にはちょっと物足りなくなるかもしれない)
蛇足:何このブログ記事
ロキの進学した大学では「mReader」という課題があり、前期の間に60,000 Words以上英語の読み物を読むことになっているんです。ですが、やっぱり読むなら面白い本を読みたいじゃん?ということで、本選びの一助になればいいなぁ…ということを思っていたりします。あと、ロキ自身の読んだ本の記録になればなぁ…とも思っています(先生によっては期末試験のときに「mReaderで読んだ本の中から数冊選び、感想を書きなさい」という問題を課すこともあるそうです)
と、言うわけで1冊読み終わったごとに更新していこうと思うのでのんびりまったり付き合っていただければ幸いです。
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