初めての一眼。Nikon D3200レビュー

カメラ

一眼人生は、ここから始まった。

皆さんは自分が初めて使ったカメラが何だったか、覚えているだろうか。

自分の場合はCanonのIXY 300aというコンデジを、小学校に上がる前ぐらいに祖父に貸してもらって、外を駆け回っては鯉のぼりとか車とか電車とかを撮っていた覚えがある。ちなみにまだ動作するから驚きだ。

しかしやがてカメラへの興味はなくなり、写真もスマホを手にするとそっちでしか撮らなくなっていた。高校生になるまでは。

高校生の球技大会でスマホ禁止だった母校ではみんなが一眼を持ち込んで友達を撮っていた。友達の一眼を借りてそのファインダーをのぞいた時、ああ、写真って楽しかったんだなあ、と思い出し、発作的な物欲とともに僕のカメラ人生は再起動することになった。

そしてその時に借りた一眼がNikon D5500だったので、廉価版のD3000シリーズの一つ、D3200を中古で購入したのである。

Nikon D3200

Photo:積雲

これは何?:ニコンのAPS-Cデジタル一眼レフカメラ。2012年発売。
いくら?:中古市場で1.8万円~
好きなところ:色味、軽さ、初心者向けのモード
好きじゃないところ:高感度撮影・動画機能の弱さ

これが一眼画質だ、という写真を教えてくれた一台

D3200は2400万画素のAPS-Cセンサーを搭載している。発売当初は高画素機だったそうだが、今ではスタンダードな解像度だといえる。
ただセンサーのスペックはさておき、このカメラ、とんでもなく濃厚で、湿度のある?とでも表現したらよいのか?という写真が撮れたのである。

Photo:積雲

当時、スマホ写真しか知らなかった僕はとんでもない衝撃を受けて、「一眼スゲー」って思いながら家の畑の農作物ばかり撮っていた。

Photo:積雲

そこには間違いなく、スマホ写真にはない「存在感」みたいなものがあったのだと思う。それがボケ感からきているのか、色乗りの良さから来ているのか、当時はそれもよくわかっていなかった。

そして撮り鉄へ

Photo:積雲

D3200をひとしきり畑で振り回した僕は次なる被写体を求めた。当時、高校へは電車通学だったこともあって、電車は絶好の被写体になった。

Photo:積雲

駅に降りればカメラを取り出して一枚撮り(当時は連射の仕方がわからなかった)。

Photo:積雲

というか別に学校行事があるわけでもないのにカメラを学校に持ち込み、下校がてら写真を撮るのが習慣になった。

Photo:積雲

果てには普段なら駅での待ち時間が長くなってしまうダイヤの電車にわざと乗って電車を撮る始末。

Photo:積雲

このころは純粋に写真を撮ることにも、あとで写真を見ることにも感動できていたんだなあ、と写真を見返して思う。

早春の梅

電車を撮り飽きてきたころ、家の軒先の梅が咲き始めた。

Photo:積雲

動かない花という被写体は、当時構図なるものをほとんど意識していなかった自分がその重要性に気づくきっかけになった。

Photo:積雲

被写体との距離、ボケ具合、当時ようやく一眼に慣れた僕が初めて表現としての写真を撮ろうとした努力の影が写真にもにじみ出ている。

Photo:積雲

D3200で撮った、これまでのカメラ人生史上最高の一枚がこれ。どんなに高いカメラ、レンズを使っても、いまだにこの一枚を超える写真は撮れていない。

Photo:積雲

この後、動画機能に目がくらんでα7Ⅲに買い替えると、D3200で撮ることはなくなってしまった。

しかし、今見返しても、このカメラから出てくる画は全くフルサイズに劣るものではなく、むしろ超えているとすら思えるものばかりだったなあと思う。これが初めて触った一眼というバイアスを抜きにしても、だ。

まとめ

  • 中古市場で1.8万円からと安い
  • APS-Cと侮るなかれ。出てくる画の濃厚さ、存在感、空気感がすごい
  • カメラを始める人にぜひ買ってほしい一台

 

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