12月16日、そろそろ『鬼滅の刃 無限列車編』がアニメ映画興行収入で1位を掴みそう。流石に重い腰を上げて鬼滅アニメを観ることにした。
5時間で完走する
メディアで持ち上げられていることもあり人気は知っていたものの、2クール全26話を鑑賞するハードルは予想以上に高い。真っ当に観るだけの時間をとれない。
そこで、1話24分からOP/EDを抜いて2倍速で視聴することにした。
理論上、
で見切れると想定。 1話11分の計5時間、これならいける。
予定通りに全話視聴することができたので、以下に軽く感想を書いていこうと思う。
アニメ感想
端的に面白かった。面白い。ポテンシャルが高いのも頷ける。
映像美は勿論のこと、独特なSEが世界観を引き出していたように思う。
物語は事実上のチュートリアルまでなので謎が多く残されているといった印象。
それでも血の描写等、思いの外ダークな感じが出ていて良い。
アクションは響凱との戦闘が一番面白かった。屋敷の回転ギミックが好き。友人に「インセプションっぽいからじゃない?」と言われて納得。MVPは回転する屋敷内で怪我なく炭治郎を待ち続けた兄妹だと思う。
累戦は炭治郎がヒノカミ神楽を使う今作一の見せ場となっているが、結果的に累を殺しきることはできなかったので何とも。相討ち覚悟で斬りかかったけど、お前が死ぬと禰豆子も死ぬぞ。柱との力の差を見せつけるのに使われてしまったのが微妙に残念だったり。
メディアと人物像の解釈が異なったのは、自分の尺度で『炭治郎』は優しい人物にはならなかった点。アニメでは結果として「炭治郎は正しい」のだが、「自分は正しい」「相手は間違っている」と言い張る側面を持っている。正義漢。THE少年漫画の主人公。偏見か。
炭治郎が狭霧山で修行中、禰豆子が鱗滝左近次に「人間は皆お前の家族だ。人間を守れ。鬼は敵だ」と暗示をかけられていたのには驚いた。禰豆子は鬼化した存在なので仕方がないが、まさか洗脳されていたとは。珠世と愈史郎は外見から家族を空視したために襲わなかったという解釈で良いのだろうか。この後の展開で善良な鬼に対しても禰豆子が襲いかかるとかありそう。気になる。
それと気になったことがもう一つ。1話で炭治郎に「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」と説教した冨岡義勇は22話で炭治郎と禰豆子に生殺与奪の権を握らせているように思えるのだが、この矛盾は後に回収されるのだろうか。解釈間違いだろうか。
如何せん柱や無惨の深堀がないためか行動原理がまだ分からない。考えて観る作品ではないと言われればそれまでだが、意外と興味を持った部分でもある。漫画喫茶にでも行って全巻読んでみるか。
2期以降はどうなる?
現在公開中の『無限列車編』がアニメの地続きであることが観て分かったが、2期があるとして何処から始まるのだろう。
TVアニメ『BORUTO』は映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE』をリメイクしていた記憶がある。『鬼滅の刃』はどうなるか。
- 『無限列車編』を観たという前提でその後から開始
- 『無限列車編』をリメイク
- 『鬼滅の刃』自体が映画作品にシフト
- 『無限列車編』の地上波放映後に2期放送
らへんが考え得るが、1以外だと個人的に嬉しいな。
余談だけど、洋題『Demon Slayer』って原題の響き皆無だけど厨二臭くてイイね。
コメント