こんにちは、Dureyです。
ついこの前、知り合いがNPOを作ったらしく、そのロゴ制作を依頼されました。
1度だけ高校生の時に作ってたロゴを何個か見せたのですが、それが気に入られたようです。
今回は、そのロゴ制作の過程を皆さんに紹介したいと思います。
要望
ロゴを作る際には、依頼主がどんなことを要望しているかをしっかり聞くことが大事だと私は考えています。
というわけで、聞いていきましょう。
どういうロゴが良いとかある?
ん~、特に要望はないなぁ。かっこいやつがいい!
後はDureyに任せるよ。
了解。
要望がありませんでしたぁ!
さぁ、ここからどうするかなんですよね。
与えられた情報の整理
「とりあえずかっこいいロゴ」というのは意外にも難しくて、ロゴはその企業や団体の意思を表すマークなので、なるべく意味づけをしながら作りたいんですよね。
というわけで、軽く話していく中で情報を探っていくことにしました。
そこで、得られた内容は以下のようなことでした。
・ニューロダイバーシティという考え方が主軸
・アスペルガーの人向けのプログラミングスクールを作りたい
・当事者会の開催と一般の人との交流の場の提供
・就職でも平等に雇われるようにしたい(適正な職を見つける、取り入れてもらう)
なんとなくまとめると、「デジタルを活かしてアスペルガーの人も活躍する社会を作りたい」っていう感じだと私は理解しました。
では、これに沿ってロゴを作っていきましょう。
ロゴ制作
STEP1:外枠を決める
やり方は時と場合によって結構変えますが、今回は明確なイメージがあった上で作り始めたわけではないので、とりあえず外枠を決めました。
依頼主の話の中に「当事者会」とか「コミュニティ」っていう単語が何回か出てきていたので、今回は”和合“のイメージに当てはまる丸型にすることにしました。
ただの丸だと少しつまらない気がしたので、ちょっとデジタルっぽい雰囲気が出るように円を分割することにしました。
意味を持たせるPart1
ニューロダイバーシティという考え方の普及と当事者会、交流という「人と人との交流」が大切になる要素が多いため、分割された円を線で繋げることにしました。
線を繋げている最中に「綺麗な形にならないかな?」と考えながら描いていましたが、途中で王冠が作れそうだなと思ったので、王冠を作ることにしました。
他にも様々な形が作れたのですが、なぜ王冠を選んだのかというと、このNPOを通して繋がった人たちが社会を引っ張っていくリーダー的存在になってほしいとうい思いをロゴに込めたかったからです、
団体名を入れる
NPOの名前が「Di-ODEN」で、DiはDigitalのDiということなので、ABplusという少しデジタルっぽいフォントを使って団体名を入れてみました。
これだけだとなんだか味気ない気がしたので、もう少しだけ工夫することにしました。
意味を持たせるPart2
現時点までのロゴでも、結構スタイリッシュでかっこいいとは思うんですけど、なんか殺伐としたというか、怖い感じがするので、少しだけ柔らかく、かつ”和合”の要素を追加することにしました。
中心に楕円を追加して、王冠を形成することには関係ない線を取り除きました。
結構いい感じ?少し色変えてみましょう。
おっ?これもそんなに悪くない。
完成
依頼主には、この2パターンを提出しました。
結局、団体の中での選挙の結果、右のロゴに決定したようです。
一応、紙に印刷する際のことも考えて白黒版も制作しました。
うん、私はこれが一番好きですね。
めっちゃかっこいい!
ありがと!
満足いただけたようで何よりです。
反省とまとめ
個人的な反省はロゴが少しバスケットボールのチームっぽい雰囲気と謎の宗教団体っぽいオーラが出てしまったことですかね。
もう少し和やかなロゴにしてもよかったかなぁと作った後に感じました。
まぁ、依頼主がめちゃくちゃ気に入っていたので結果としては成功なんですけどね。
結構久しぶりにロゴ制作を行ったのですが、やっぱりちゃんと勉強してみたいなぁと改めて感じました。
未だにPowerPointでロゴ制作していて、デザインも少ししか勉強してないという完全素人なので、もう少しまじめに勉強してみてもいいかもしれませんね。
では、また別の記事でお会いしましょう。Dureyでした。
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