筆者は元々Ubuntuを好んで使っていたのですが、大学生となるとWindowsが入ったPCがほぼ必須となります。2019年4月現在、僕が「これ便利だな。」と思ったフリーソフトを紹介します。
Chrome
ダウンロード:https://www.google.com/intl/ja_ALL/chrome/
言わずと知れたブラウザです。現在Windows10標準のMicrosoft EdgeはChromeのオープンソース版であるChromiumをベースとしているところからも優位性が伺えるのではないでしょうか。
Chromeのアピールポイントのひとつが拡張性の高さです。テーマやアドオンを追加することで自分好みのブラウザに仕上げることができます。他のブラウザにも同様の機能はあると思いますがアドオンの数・質の面でChromeに軍配があがります。(主観)
また、Googleアカウントとの連携がとても便利なので、スマホがAndroid端末の人は必須のソフトであるとも言えます。
デメリットとしてメモリを多く使うと言われていますが、現在ノートPCのメモリは8GBが主流となっているので特に問題はありません。複数のタブを開いても急にメモリ使用率が上がらないのは逆に好印象です。
(ただ、個人的にF12キーを押してWEBサイトの解析等をするとき、Microsoft EdgeのUIの方が好みなんですよね。)
LINE
ダウンロード:https://line.me/ja/download
Facebook、Twitterに並ぶ有名なSNSです。ご存知かもしれませんがLINEにもPC版があります。ただPC版のアカウントを作るのではなく、スマホに入れているLINEのトークなどをPCから閲覧・コメントすることができるというものです。
「スマホでいいじゃん。」と思った人もいるかもしれません。しかし、スマホでは扱いにくいZIPファイル等が扱いやすくなります。また、PCでの作業中にLINEの通知が来たからといってPCとスマホとを往復する必要がなくなるのもポイントです。
(追記)PC版LINEでは翻訳機能や一部マークダウン記法への対応がされているらしいです。
※ChromeアプリにもLINEがあり、こちらで必要十分です。
Discord
ダウンロード:https://discordapp.com/
これもLINEと同様にチャットアプリです。ゲーマー向けとは書かれていますが通常のチャットとして用いるだけでも相当便利なソフトです。特徴としてグループ内でチャンネルを作ることによってチャット内容を分類することができます。スレッドでネストすることは出来ませんが、Bot導入による機能拡張は有り余る利点があります。
LINEとDiscordの違い
大きな違いとしては、LINEはグループ参加後のトークしか閲覧出来ないのに対し、Discordはグループに参加した時点でそのグループでの参加以前のトーク履歴の閲覧が可能です。誰かが参加したから貼りなおす、といった行為をしなくていいです。
また、LINEでは投票や日程調整といった機能、Discordではサーバーの変更やMarkdown記法への対応といった方向性の違いが見受けられます。
どちらともパソコンにインストールしておく価値はあります。
余談とはなりますが、LINEはスマホからパソコンへの移植、Discordはパソコンからスマホへの移植です。スマホでのボイスチャットでは最適化の面からかLINEの方が求められるスペックが低いように感じます。なので格安スマホ等でのDiscordのボイスチャットは向かないと僕は思っています。逆も言うことができ、パソコンはスマホに比べスペックが高いことがほとんどなので、それを最大限に活用できる多機能なDiscordでのチャットはLINEより便利です。
Dropbox
ダウンロード:https://www.dropbox.com/ja/downloading
Dropboxはオンラインストレージサービスのひとつです。1アカウントに対し、無料で最大2GBまでのファイルを保存できます。Windows、Mac、Android、IOSのどれでも動作するため、ファイル共有がたいへん楽になります。Googleアカウントを用いることができるため、Onedriveほど敷居も高くありません。
通学等のパソコンを使えない場面ではスマホで検索・ファイルのダウンロードをし、Dropboxで共有してパソコンからファイルを閲覧するといった流れで使うことも多いです。Dropboxさえあればスマホとパソコンをケーブルで繋いでデータ移動をする必要がなくなります。
※21年現在Dropboxで同期できる端末は3台に制限されるようになりました。他のクラウドサービスも成熟しているので次のサービスに代替
Box
ダウンロード:https://www.box.com/ja-jp/resources/downloads
Dropboxと同様オンラインストレージサービスのひとつで最大10GBまで無料で利用できます。
共有設定が柔軟でWebページへの埋め込み時のUIも綺麗です。アプリ版の画像ビューアはDropboxより高品質に感じたり。
OneDrive
サインイン:https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
「あれだけ宣伝したならDropboxでいいじゃん。」と思うでしょう。確かにデバイス間のファイル共有は手軽な分Dropboxの方が強いです。しかし、OneDriveにはとっておきのメリットが存在します。めんどくさがらずにアカウント登録するのが吉です。
それは何かというと、Microsoft Office Onlineとの連携です。Office Onlineはウェブ上で無料でOfficeを使えるというものです。Excelのマクロ等が使えないといった制限は確かにありますがPowerPointに関して「この機能がない。」と困った経験は今のところないほどの性能です。そして、OneDrive内のExcelやPowerPoint等のファイルは読み込むファイルサイズの制限が厳しくないのです。大きく言えば、OneDriveさえ使える状態でオンライン下であれば何万円もするMS Officeは要らないです。
MS Officeを使わないのであればDropbox, Boxで必要十分です。ただ、学生となるとOne Noteのノートブック保存や講義資料のバックアップに便利な面もあるので無視できません。
縮小革命
ダウンロード:https://netank.net/down
画像縮小ソフトです。最近のスマホで撮った画像のサイズはとても大きく、ファイルサイズ制限によりSNS等にアップロードできない場合に一発で解決できます。
後付けで知ったのですが、このソフトは吉田製作所さんが作ったソフトのようです。
元々、筆者は縮小専用。を使っていましたがいまいち物足りない部分を感じていたので乗り換えました。
VLC Media Player
ダウンロード:https://www.videolan.org/vlc/index.ja.html
VLCは軽量かつ高性能なメディアプレーヤーです。Windows10標準のメディアプレイヤーではAVIファイルやH265フォーマットに対応していません。反面、VLCはほとんどのファイル形式に対応しているため見ることができないといった問題は今のところありません。また、YoutubeやWEBカメラの映像を見たり、画面内のスクリーンショットを撮ったりすることもできます。うまく使えばPC間の画面共有も可能なほど多機能です。
Screenpresso
ダウンロード:https://www.screenpresso.com/ja/
スクリーンキャプチャソフトです。Windows10からスクリーンショットを保存するためにいちいちペイントを開く必要はなくなりましたが、最低限の機能しか持ち合わせていないことに変わりありません。そこでScreenpressoです。
無料版ではありますが痒い所に手が届くソフトです。キーボードはキャプチャボタンだけでなくPrtScキーでも動作し、キャプチャ範囲をマウスカーソルの位置に合わせて都合よく変えてくれます。ウィンドウ枠を認識してくれるのが凄く便利です。また、キャプチャした画像に矢印・枠・文字などを加えたり、トリミングやリサイズといった編集機能もあります。キャプチャ後には独自のウィンドウが表示されるため、そのままドラッグアンドドロップでTwitterに投稿といったこともできます。スタンドアロン版も存在するのでUSBメモリに入れて使うことができるのも好印象です。
Chocolatey
インストール:https://chocolatey.org/install
*このソフトはコマンドプロンプト上でコマンド入力をしてインストールします
Windows用のパッケージマネージャーです。筆者の過去記事でも紹介していますので良ければご覧ください。
今まで公式サイトからダウンロードページに移動してファイルをダウンロード、それからインストールという手順を踏んではいませんか。Chocolateyを使えば、たった1行「choco install ソフト名」と入力するだけでインストールまで自動で行ってくれます。また、ソフトの最新バージョンが出た時も1行のコマンド入力で一括アップデートできるという優れものです。
Python
ダウンロード:https://www.python.org/downloads/release/python-373/
*Windows x86-64 executable installer
Pythonはプログラミング言語のひとつです。「退屈なことはPythonに任せよう」といった本があるようにプログラミング言語もプログラマだけが使うものではないです。Pythonを高性能な電卓として使うこともあります。これはPythonに対話機能があるからこそです。他にも日本製のRubyといった言語にも対話機能があります。
以上10選でした。少なからず偏りがあるとは思いますが、便利であること間違いなしなので是非使ってみて下さい。
コメント