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【動画・オーディオ形式変換ソフト】『FonePaw スーパーメディア変換 』レビュー

レビュー

Twitterに動画をアップロードしたいけれどコーデックが対応していないといった問題に直面した経験はありませんか?

今回はFonePaw社の『スーパーメディア変換』のレビューをしていきます。
※『スーパーメディア変換!』はWondershare社のメディア変換ソフトウェアです。分かりづらいですが…

動画・オーディオ形式変換ソフトの使い道

一般用途でまず思い浮かぶのはDVD作成ではないでしょうか。自分で撮影した動画やダウンロードした動画をDVDで再生できる形式に変更して書き込むことができます。

また、Windows, Android, iOSなどのオペレーションシステムごとに標準で利用できるメディアファイルの形式が多少異なるのですが、各環境に最適化された動画に変換することで閲覧時のコマ落ち等を防ぎ、より安定した再生が可能になります。

『FonePaw スーパーメディア変換』では製品名から読み取れる以上の機能を提供しているようなので以下にまとめていきます。

ダウンロード

FonePaw社の製品ページからダウンロード・購入をすることができます。

『FonePaw スーパーメディア変換』無料体験版

※こちらから直接インストーラーをダウンロードできます。

無料体験版では最大5分までのメディア変換が行えるらしいです。(明確に記載して欲しい…)

ちなみに有料ライセンスは

シングルユーザライセンス [永久/1PC] ¥3,980
マルチユーザライセンス [永久/5PC] ¥6,980

でした。(2019/08/27現在)

FonePaw社は他にもスマートフォン向けに「データ復元ソフトウェア」、PC向けに「画面録画」ソフトウェアなどの開発・提供を行っているので、製品一覧も見てみるといいかもしれません。

インストール

前回レビューしたソフトウェアと違い、インストーラーがとてもシンプルなのがまず好印象でした。

フィードバックの自動送信やセキュリティソフトのインストールといった項目はなく、公式の操作ガイドにインストール手順が記載されているので、PCに疎い一般ユーザーでも安心してインストールに踏み切れると思います。

ただ、主観ではありますが、

  1. インストール先の指定
  2. インストールするユーザーの指定

の順序に若干の違和感を覚えました。

使用方法

下の画像は起動時の画面です。視覚的に分かりやすく使い方が記載されているので、直感的に理解することができました。

また、公式の操作ガイドにも簡易的な使用方法が記載されており、詳細な変換方法は活用記事を参考にすれば問題なく使えると思います。 (例:mkvからmp4への変換)

製品の特徴・機能

『FonePaw スーパーメディア変換』は以下の5つの機能を売りにしているようです。

  1. 動画&音声編集
  2. ビデオプレーヤー
  3. 動画&音声変換
  4. DVDリッピング
  5. ビデオダウンローダー

試用してみた所感をまとめました。

前提として、筆者の実行環境を簡単に記載しておきます。

OS Windows10 Home 64bit
CPU AMD Ryzen7 2700X
RAM DDR4-2666MHz 16GB
GPU Nvidia Geforce GTX 1060 6GB

1.動画&音声編集

以下の編集が可能でした。補足として一部筆者の解釈を交えています。

  • カット
  • 回転
  • 3D
    • アナグリフ(赤青メガネを使用する3D表示)
    • 分割表示(VRゴーグルを使用する3D表示)
  • クロップ
  • 効果
    • 音量
    • 輝度
    • コントラスト
    • 飽和度(=彩度)
    • 色相
  • 強化
    • 高解像度(解像度変更時の劣化防止)
    • 輝度・コントラストの最適化
    • ビデオノイズ除去
    • 手ぶれ軽減
  • ウォーターマーク(透かし)

強化以外の項目に関しては、オリジナル動画と出力動画をリアルタイムプレビューできるところが便利でした。

ただ、カット, 強化に関しては不満が残りました。

カットは他の項目と異なり、メイン画面にのみ編集ボタンがあり、編集画面からアクセスすることができません
また、強化3Dだけは編集以外からもアクセスできる等、一貫性に欠ける部分が目立ちます。

強化のオプションはパラメータが存在しないためオンオフでしか操作できず、オプション選択後の変更プレビューが動画のサムネイル画像ではなく固定サンプル画像です
「現在編集している動画がどのように強化されたのか」をリアルタイムで確認できないのが欠点です。すべての編集項目がリアルタイムプレビューに対応することを期待しています。

強化項目の「ビデオ手ぶれを減らす」というテキストはその下の「□ビデオの手ぶれを減らす」と内容が被っているため、誤記入であると判断しました。(2019/08/27現在)

2.ビデオプレーヤー

(ダウン)ロードした動画を右のウィンドウで再生することができます。また、再生時に動画のスナップショットを撮ることができます。

再生可能か確認したり、複数の動画を読み込んでいた際にファイルを確認するときに使える機能だと思いました。

しかし、製品特徴として掲げているにしては他の機能に比べて見劣りします。フルスクリーンでの再生等には対応していないので、補助機能の域を越えられていないといった所感です。

3.動画&音声変換

動画&音声変換にはフリーソフトウェアであるFFmpegが使われています。他にもいくつかのメディア変換ソフトウェアを利用しましたが、すべてFFmpegが使われていました。

※筆者が今年3月に学生LTでFFmpegについて簡易的なプレゼンをした資料があるので、少々適当ではありますがこちらを参考までに。

このソフトウェアはコマンドラインツールであり、一般ユーザーには使いにくいので、この機能を拡張し、簡単に高パフォーマンスで利用できるようになっています。

変換形式はこちらにまとめてありました。

出力するメディアのプロフィールはテンプレートが300以上存在し、有名なモバイル端末には最適化された設定が用意されていました。
※Black Berryのプロフィールもあるとはギークですね。筆者の使っているAQUOS SH-M07のプロフィールは残念ながらありませんでした…

既存のプロフィールをベースに自作することもできます。
※[プロフィール] -> [設定]

※プロフィールのテンプレートの説明で「ビデオプロファイル」と「ビデオプロフィール」が混在していました。(2019/08/27現在)紛らわしく、初心ユーザーが戸惑う可能性があるので統一してもらいたいところです。

また、変換完了後に自動でシャットダウンするオプションを見つけました。変換時間が長く、就寝後もプロセスを動かし続けたいときに便利です。

※完了後の動作は「動作なし」と「コンピュ…トダウ」(おそらく「コンピュータのシャットダウン」)の2つがありました。ウィンドウが固定サイズなので、必ず省略されてしまいます。便利なオプションなので、周知されにくくなっているのが惜しいです。

4.DVDリッピング

高校卒業時に担任からいただいたDVDをリッピングしてみました。

DVDドライブにDVDを入れた状態で「ディスクをロードする」を選択すると自動でメニューが表示され、推奨通りに進めれば読み込みは成功しました(映画のDVD等は複製されないよう保護されているため、読み込むことはできません。この場合はエラーダイアログが表示されました。)

変換は汎用性のあるMP4形式にしようと考えていましたが、単純にDVD内の動画をひとつのMP4形式の動画に変換することはできませんでした

下のメッセージ通り、チャプターを連結して保存することはできず、各チャプターごとにファイル保存したあとに連結する必要がありました。個人的には一括で操作できると嬉しい部分です。

5.ビデオダウンローダー

動画のダウンロードは違法か否か

一般的にWEB上に掲載されている動画の製作者には著作権があります。そのため、違法にアップロードされた動画をダウンロードした場合に加え、ダウンロードした動画を再アップロード、または販売した場合も違法になります。

ここで、ひとつ疑問に感じたのは、

WEB上の動画をダウンロードする機能を保有した有償ソフトウェアは、著作権物の無許可での販売として違法になるのではないか
ということです。
以下の利用規約を読めば分かるように、基本的に動画のダウンロードは禁止されています。しかし、法的拘束力が弱いためグレーゾーンであると言われています。(実際に動画をダウンロードしたとして逮捕されたケースは自首という形のみであった気がします。)

本コンテンツは、「現状有姿」でお客様に提供されています。お客様は、本コンテンツに、本サービスの機能により意図されており本サービス条件により認められている限度で、参考目的での個人的な利用のためにのみアクセスすることができます。お客様は、「ダウンロード」または同様のリンクが本コンテンツについて本サービス上でYouTubeにより表示されている場合を除き、いかなる本コンテンツもダウンロードしてはなりません。お客様は、YouTubeまたは関連する本コンテンツのライセンサーからの事前の書面による同意なく、コピー、複製、送信可能化、出版、翻案、配布、放送、表示、販売、ライセンス付与又はその他一切の他の目的のために利用されてはなりません。YouTube及びそのライセンサーは、本コンテンツ内で並びに本コンテンツに対して明示的に付与されていない、一切の権利を留保します。
5. お客様によるサイト上のコンテンツの使用 b.
https://www.youtube.com/static?template=terms&hl=ja&gl=JP
(参照:2019/08/27)

利用者は、明示的にダウンロードが許諾されている場合を除き、自己のアカウント情報を使って、ソフトウェア(記録媒体に記録されたもの及び通信回線を介して提供されるもの、並びにブラウザのアドイン等を含みます)を介することにより、又は運営会社が指定しない第三者が提供するサイト等を介することにより、「niconico」で視聴することのできる動画投稿サイトから動画データをダウンロードできないものとし、利用者はこれに同意するものとします。
2.アカウントの管理等
https://account.nicovideo.jp/rules/account
(参照:2019/08/27)

話は戻りますが、安心してこの機能を利用するためにも上の疑問を解消するために調べましたが、FonePawの製品ページを始め判断が記載されている箇所は見つかりませんでした。

製品のFAQS等でFonePaw社の見解を述べていただきたいです。

今回は、グレーゾーンではあるが動画のダウンロード(私的複製;違法にアップロードされたものを除く)自体は違法ではないと判断しました。

YouTube動画のダウンロード

試しに時間3:10, 1080pのYouTube動画My Favorite Laptop // ThinkPad!!!」をダウンロードしました。

個人的にダウンロードを選択後に、クリップボードのURLが自動で挿入されているのは手間が省けて好印象でした。

分析に3秒ダウンロードに3分程度の時間を要しました。

気になった点が2点あったので、まとめておきます。

  • 分析後にすべての画質を取得できない

今回の動画ではダウンロード候補に360p, 1080pの2つがありましたが、YouTube上で選択できる144p, 240p, 480p, 720pは選択できませんでした。基本的に最高画質でダウンロードするので問題ないと思いますが、「時間を短縮するために低画質でダウンロードしたい」といった要求に対して柔軟な対応をとることはできません

  • 動画の長さが微妙に異なる

動画の長さが分析時は03:09, ダウンロード後は03:10とYouTube上で表示される長さよりも1秒短いことが分かりました。単純に算出方法が異なる可能性が高いですが、フレームの損失を疑う原因にもなるので、可能であれば改善してもらいたいところです。

サイト別 動画のダウンロード

各サイトで動画を持つURLを10個ずつ『FonePaw スーパーメディア変換』で分析可能か調べました。

サイト ダウンロードできるか
YouTube
ニコニコ動画
Twitter ×
XVIDEOS
Pornhub
FC2動画 ×
◎・・・9~10
〇・・・6~8
△・・・3~5
×・・・0~2

総評

今までFFmpegを使ってコマンドライン上で動画形式の変換を行ってきたので、正直「FFmpegをGUIで使えるようにした有料ソフトウェア」というイメージを少なからず持ってレビューに臨んだのですが、好き嫌いはいけませんね。意外と便利でした。

  1. 読み込み
  2. 編集
  3. 変換

の流れがシンプルに設計されていたので使い勝手は良かったです。

また、公式の活用記事とプロフィールのテンプレートが充実しているので、どの形式に変換するべきか分からないユーザーにも親切であると思いました。

所感としては5段階評価で4といったところです。

高品質なGIF画像への変換ができたことが個人的に好印象でしたが、DVDビデオの単一ファイル化が予想よりも簡単にできなかったこと等でマイナス1です。

興味があれば、一度ダウンロードしてみると面白いかもしれません。(有料版でも一括永久ライセンスですし…)

最後に一言、「慣れたらFFmpegも触ってみよう!」

コメント

  1. 匿名 より:

    私はiMyMacのビデオコンバーターを一度に使ったことがあり、それもよく機能している!ソフト不要なら、オンラインコンバーターもあって、便利だと思う。

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