「なんか個性の出た記事を書きたいよね」と話していたことを思い出したので、理系大学生らしい記事を主観で書いてみることにした。
主題は「論理に関する含意」の話だ。
後期の講義で「論理」を学ぶことになった。半分パズルのようなもので意外と面白い。
さっそく例を挙げよう。以下のような2つの命題p,qがあったとする。(本記事では命題を「真(true)」または「偽(false)」で表されるものとする。)
p: 1 + 1 = 2
q: 筆者は童貞である
このとき、命題「pならばq」の真理値はどうなるだろうか。
正解は「True」である。一見関連のない事象に感じるが、pが「True」であるときqが「True」であれば「pならばq」も「True」となる。つまり、1+1=2だから筆者は童貞なのである。(「論理の飛躍」または「倫理の欠落」)
p,qを命題としたとき、命題「pならばq」の論理式は「p→q」と記述し、これを含意という。pは仮定、qは結論となる。
また、含意の真理値表は以下のようになる。(表ではTrueを「T」, Falseを「F」と記述する)
p | q | p→q |
---|---|---|
T | T | T |
T | F | F |
F | T | T |
F | F | T |
ここで注目してもらいたいのは3, 4行目だ。含意p→qは、pがFalseであるときqの真偽に関わらず真理値はTrueとなる。
つまり、仮定が正しくない場合「~ならば…である」という主張は論理的に正しいのだ。
結果として、本記事の表題はTrueである。
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