ConkyはLinuxのシステムモニターのひとつで、デスクトップ上で動作するという特徴がある。
Conky - ArchWiki
筆者の環境ではこんな感じ。
CPUやGPU, メモリ, デバイスの使用率や温度、時計などを円形グラフで表示するようにカスタマイズしている。
GitHub - 88IO/conky-conf
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使用しているパッケージはCommunityのconky-lua-nv
An advanced system monitor for X based on torsmo with lua and nvidia enabled
との記載通りLuaスクリプトとNvidiaを有効化したバージョンのConkyだ。
これが昨年のある時期にグラフ描画が非常に低速化していることに気づいた。
設定ではupdate_interval = 1.0
と記述しており1秒ごとに秒針が動くはずなのだが、何故か数秒に1回, 最悪5秒に1回の更新頻度になっていた。
最近に設定を更新した覚えはなく、追加設定がボトムネックになっているとは考えにくい。試しにグラフ描画処理を行っているLuaスクリプトの読込を止めたら更新頻度は直った。グラフ描画を行っているLuaまたは描画ライブラリCairoが悪さをしているらしい。
おそらくシステム更新pamac update
によって
- Conkyの現行バージョンのバグ
- Luaの現行バージョンにConkyが非対応
のいずれかの問題が発生したと考えられる。
結論から言うと、ConkyのパッケージをAURのconky-cairo
に変更することで解決した。
# yay -S conky-cairo pamac install conky-cairo
conky-cairo
もNvidiaに対応している。そっちを使いましょう。以上。
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