こんにちは、Dureyです。
小論文の勉強を受験が近づいているのに何もやっていないそこの君!まだ、間に合う。大丈夫だ。一呼吸しよう。
浪人時代に担当してもらっていた現代文の講師の方に、「受験が終わったら小論文の勉強についての記事書いて!」と頼まれていたのを思い出し、急遽書くことにしました。
というわけで、今回は小論文について語りたいと思います。
この記事の筆者について
私(Durey)は、2浪をして大学に入学し、現在大学1年生です。
2浪をしたと言っても本格的に小論文の勉強を始めたのは2浪目の夏終わり頃なので、かなり最短ルートを通ったと思います。
多分、一般的な小論文の勉強法とは異なる邪道なやり方をしているので、参考程度に聞いてください。
※これが絶対正しいなどとは思ってはおらず、個人個人に合ったやり方があると思うので、あくまで参考までに。
勉強を本格的に始める前に自分がやったこと
・ニュースを見る→ムリ
・小論文ネタ本を立ち読み→嫌い
新聞を読む
これは、”小論文勉強法”って検索すると結構書いてあることですよね。
でも、私は思ったことがありました。
「読んでもあまり知識が定着しない」
新聞で読んだことをほぼ確実に生かせるなら良いのですが、その問題に出会える確率は結構少ないと個人的には思います。(あと、読んだ内容を結構忘れる。)
そして、他教科も勉強しないといけないことを踏まえると、そんな確率の低いことに多くの時間を投資できないですよね。
というわけで、そんなものは一瞬で辞めました。
ニュースを見る
これは、どのようなスタンスでニュースを見るかによって負担の大きさは異なると思います。
飲み物をリビングに取りに行くときやご飯を食べる時にちらっと見る程度なら楽かもしれませんが、頭に入れようと思うとまた別の話です。
メモを取ったり、偏りが無いように週に何本かニュース番組を見始めたら、情報収集だけにかなりの時間を割かなければなりません。
というわけで、却下。
小論文のネタ本を立ち読み
受験界隈では、小論文には各分野においてお決まりの型みたいなものが存在するらしいです。
各学部ごとに「こういう分野の問題にはこんな答えが欲しい。」的なことが決まってるんですね。
それを勉強できるのがネタ本ってやつです。
でも、これってそんなに重要ですかね?
小論文という科目が、ネタ本で勉強した模範解答をただひたすら入試で写す科目になるわけですよね…。
これは、極端な例かもしれませんけど、ネタ本で勉強が済むなら小論文なんて受験科目にわざわざ入れる気がしないのですが…。
他の受験者の解答とも似たり寄ったりになってしまいますしね。自分の小論文の差別化ができません。
というわけで、これで本格的に勉強することも却下。
自分の勉強法の確立
今までのことをまとめると、自分は一般的な小論文の勉強法が正しいとは思えなかったわけです。
そこで、担当の現代文講師のところに相談しに行きました。
僕は、自分の考えを表現できるような小論文を書きたいんだ。
他の人と同じ小論文は書きたくない。
でも、点は欲しい。なんかいい方法ないっすか?
確かに。小論文の勉強法や参考書が確立されて内容が似るってことあるもんね。
Durey君は自分なりに考えていることはあるの?
新聞とニュースの見方は変えようかなと。
新聞は表紙の1面だけ、ニュースはサラッと見る程度にして、その日に一番気になった内容について簡単に状況と自分の意見をまとめることにしました。
でも、時事ネタとかには強くなるけど、学術的な内容とか文化系とかがちょっと弱くなりそうで…。
おぉ!それはナイスアイデアだよ。
新聞は読みっぱなしになる人多いからね(笑)
んーー。確かに、それだけだと情報不足になるね。
じゃあ、明日高校時代に使っていた現代文のテキスト全部持ってきて。
は?現代文のテキスト?
もう書き込みされてるやつでいいんですか?
うん、それでいいよ。
分かりました。
次の日
持ってきましたよ。
えげつない冊数ありますけど。
じゃあ、選別するね。
じゃあ、この選別し終わったテキストを全て読み込んできて。
何で?
これ、何の意味があるの?
この選別基準は何なの?
現代文のほとんどのテキストには、文章の終わりにコラムが付いているだろ?
そのコラムは、文章の内容について様々な視点から深く掘り下げられている部分なんだよ。
君、どうせ問題集を解いてるときは、読んですらないだろ?
ギクッ。
小論文に役立つ知識が結構多くてね。
しかも、一度読んだことのある文章について掘り下げてくれるから、読みやすいし効率もいい。
テキストの選別基準は、コラムが付いているか、君が詳しくない分野かどうかだよ。
先生、天才かよ。
だろ?(笑)
勉強法のまとめ
その日のニュースについて意見を書く
新聞1面を軽くさっと目を通す&ニュースをチラ見する。
そして、1日の最後に気になった内容について自分なりに意見を書く。
しかし、これには一つだけルールがあります。
「意見を書くときは、他人に説明するかのように文章の展開を考えながら書く」
これだけは、気を付けながら書いてください。
文字数は自由ですが、短めの方が毎日続きやすいですよ(笑)
現代文の文章&コラムを読む
高校時代に使った現代文のテキストの文章をさらっと思い出す程度に読んで、その文章のコラムを読む。
気になった内容はメモをしておき、後で自分なりに調べてみる。
講師の人から受けた注意
ネタ本を読むこと自体は良いこと
小論文の課題文には、前提知識が無いと自分なりに深く考えることができないという文章が多くあります。
そのため、よく出る内容については一通りは知っていないと、文章が書けないという大事件が起こるわけです。
その緊急事態を避けるために、自分の受験学部に関する知識が乏しい人はネタ本を読んだ方が良いですよと講師の先生は言っていました。
だから、さらっと読んで知らないことがあれば適宜勉強するぐらいがちょうどよかったわけです。
爆発的に伸びた講師のアドバイス
先ほどの講師と雑談しているときに、このブログについて聞かれました。
ブログの文章ってDurey君はどうやって書いているの?
書く内容が一番理解されやすいように、書く順番は意識してるかも。
専門性が高い内容の時もあるから、最初は簡単に、徐々に難しくして、最後は簡潔にまとめるって感じかな。
他に気を付けていることはないのかい?
ん-。重要な部分にインパクトを持たせるようには書いてるかも。
最初に言ったやつと繋がるけど、核心部分は理解できるからこそインパクトが与えられると思ってるから、ある程度基礎情報がそろって、「今なら自分の意見が理解されるかも?」ってタイミングで重要な部分を書くようにしてる。
それ、小論文でも同じことやればいいよ。
あまり堅くならずに、普段のブログを書いているテンションで同じように書いてみな。
書いた後
うん、良くなってるね。
普段から文章構成に気をかけているからか、分かりやすい文章になったね。
これなら、合格点だと思うよ。
むやみやたらに書かなくなったわ。
普段は情報が間違って伝わらないように構成をある程度考えてから書いてるんだけど、同じクオリティを小論文でもやろうとするとちょっときつかったね。
でも、自分なりの形にはできたと思う。
あとは、過去問で少し慣らせば早くできるようになるよ。
みなさんも、twitterなどで自分の意見を表現する時があると思います。
そういう時に、どうやったら自分の気持ちが一番正しく伝わるかを考えながら文章を書いてみて、同じテンションで小論文を書いてみたら案外うまくいくかもしれません。
ちなみに、自分の小論文勉強法の1つ「その日のニュースについて意見を書く」のルール「意見を書くときは、他人に説明するかのように文章の展開を考えながら書く」というのも、日頃から文章構成を意識づけるためのものです。
まとめ
かなり邪道な小論文の勉強方法で、かつ私に適していたからこそ急速に伸びたというのはあるかもしれません。
ですが、小論文を勉強する人はこんな風に自分なりに適した勉強方法を見つけて欲しいと思います。
訳も分からず、とりあえず勉強を行うのはあまり良くないです。
塾の先生や学校の先生に思っていることをはっきり伝え、その上で最短ルートを通れるように日々精進しましょう。
この記事が少しでも多くの人の参考になれば幸いです。
では、また次の記事で。
コメント