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日常ロキ

自動車学校に入ってみた

日常

入学準備シリーズ最終話、「自動車学校」編。
そもそも運転免許ってどうやって取るの?というところから振り返りを兼ねて。

先に入学準備シリーズと言ったのに、入学してほぼ2週間経っているじゃねえかというツッコミを。いや、手続きを済ませたのは入学前なのですが、実際に入校したのが今週だったのでここまで遅くなってしまいました…若干タイトル詐欺になって申し訳ないです…

さてさて、本題に戻りましょう。

まずは入学しよう!

自動車学校に入るにあたって、事前に決めておきたいのが、以下の2つ。
「通学スタイル」「実際にどの自動車学校に入るか」ということです。

自動車学校への通学スタイル
通学して取る

授業が早く終わる曜日などに、大学と一緒に自動車学校にも通うスタイル。週2,3日通って、その度に2,3コマ受けると、4月に入校して大体夏休みが始まる頃には終わるみたい。夏休みは自動車を使って有意義に過ごせるが、授業と平行して取ることが負担になる。(授業と部活とアルバイトと自動車学校で同時に本気を出すと倒れるって同じ学科の先輩が言ってた)

合宿で取る

夏休みなど、長期休みを使って自動車学校に通い詰めになるスタイル。だいたい2~3週間くらいで終わるみたい。家から毎日通うこともできるし、あえて別の都道府県でお出かけを兼ねながら取ることもできる。ただし、夏休みにある程度拘束される時間ができてしまう。(まあ、約一ヶ月半あるので、合宿に行っても一ヶ月はある、と考えることもできます。)

どの自動車学校に入る?ポイントは?
指定自動車教習場と届出自動車教習所

指定自動車教習所でない場合、恐らくここから書いてあることがかなりの割合で当てはまりません!指定自動車教習所は各都道府県の公安委員会に認定された、正規の方法・カリキュラム・教習車・道路がある教習場です。仮免の試験が自動車学校内で受けられたり、卒業した場合、免許試験場での技能試験が免除されたりします。一方、届出自動車教習所の場合は安い代わりにこれらはほぼほぼ当てはまりません。以降、このブログ記事で「教習場」やそれに類する言葉を使うときは断りがある場合を除いて全て指定自動車教習所のことを指しますのでご注意を!

教習の内容はどの学校も変わらないよ!

高校の授業で、教え方は違ってもやっている内容は違わないように、自動車学校も「これを教習でやりなさい!」という内容は法律で決められています。なので教習については教え方の部分(雰囲気)が変わってくる程度で、しかも実際にその雰囲気を感じるには入学するしかないので、教習の内容や雰囲気については検討するポイントには入らないと考えていいでしょう。

〇〇からの交通アクセスはいい?

まず1つ目に考えるべきは交通アクセスでしょう。と、いっても〇〇は「大学」かもしれないし、「自宅」かもしれないです。と、いうのも、通学時間がかかる人の場合は自宅から近くても、大学の授業終わりに行こうとすると教習時間に間に合わないとか、逆に土日に頑張ろうと思ったときは、自宅に近いほうが良かったり。これも自分のスケジュールと相談です。通学して取る人なら、大学に近いほうがいいのでは…?と思います。
また、結構な自動車学校が「最寄り駅や公共施設等からのスクールバス」を提供しているので、それも見てみるといいかもしれません。うまく活用すれば大学→自動車学校→バイト先や自宅という移動がスクールバスを使って無料でできるかも?

校舎はきれいそう?

これは個人的には結構気になるポイントで。いやまあ、人によっては別に気にしねえよって人もいるかもですが…。自動車学校のホームページの写真でなんとなくの様子は知ることができると思います。

生協と手を組んでいる?(大学生のみ)

これは大学生向けのポイント。大学生協との提携校であれば、入校手続きをすべて大学生協の窓口で済ませることが可能な場合があります。また、一般的には自動車学校の入校日の前に視力検査などを始めとした「適性検査」というのを自動車学校に出向いて受けなくてはなりませんが、生協を通して加入した場合、これも入校日当日に一緒に受けられることがあります。(=自動車学校入校日まで自動車学校に行く必要は1回もない!)
また、生協を通して自動車学校の申し込みをする人は結構な割合になるそうで、生協経由の入校手続きの場合、数万円の割引を受けられることがあります。ぜひ、大学生になる人の場合は生協からの情報もチェックを!

オートマチック?マニュアル?なにそれ?

簡単に言うと、運転方法の違いです。

マニュアル(MT)の場合、「ギアを変える」という行為が必要になってきます。(路線バスの運転士がスピードが上がってきたときに(だいたい左手で)ガチャガチャやってるレバーみたいなやつがそう)。結構面倒そうです…

一方オートマチック(AT)の場合、それは機械の力で勝手にやってくれるので、基本的に「アクセルとブレーキ」を踏むだけになります。

で、免許を取る場合、「ATとMTどっちにします?」と必ず聞かれます。MTの場合は「普通自動車第一種免許」というATとMTのどちらも運転できる免許を取得できるのですが、ATの場合は「普通自動車第一種免許(AT限定)」というATしか運転できない免許を取得することになるんです。

じゃあMT取ったほうがいいのでは?と思うかも知れないのですが。AT免許を取得するのもそれはそれである程度メリットがありまして。

  • MTと比べて取得までにかかる時間がある程度短い(教習のコマ数が少ない→運転技術取得までにかかる時間が短いから)
  • 授業料もちょっと安い
  • 最近の車は大体AT車だからわざわざMTを取らなくてもどうにかなる可能性が昔より高い

じゃあ逆にMTの場合は何がいいと言うと。

  • ATもMTも運転できるから仮に会社の車がMTでも運転できる
  • 国際運転免許証を取得して海外でレンタカーの運転をするときに便利(ヨーロッパの場合はMT車の方が極端に多いみたいです。)
  • ギアチェンジに対するロマン(これは人による。自分はない。)

自動車学校に入校してから免許取得まで

  1. 入校する!←このあともう少し掘り下げます。
  2. 第1段階の教習
    学科教習(俗に言う座学)と技能教習(俗に言う実技)を受けます。技能教習は自動車学校内を走るのでまだ公道には出ません。また、学科教習ははじめの1つを受けたら残りは好きな順番で受けられるが、技能教習は指定された順番で受けないといけません。ちなみに技能教習のはじめはシュミレーターのようなものを使うそう。
  3. 修了検定と仮免学科試験
    修了検定は技能教習の方のテスト。仮免学科試験は学科教習の方のテスト。
    これが終わると仮免許証が発行されて、教習で自動車学校の外を走れるようになります。(もちろん仮免許証は教習以外では運転できないよ!)
  4. 第2段階の教習
    ここでも学科教習と技能教習を受けます。技能教習は基本的に公道に出ての教習になります。高速道路を走ることも!一方学科教習では応急救命法(AEDとかが出てくるやつ)を扱ったりすることも。こちらも学科教習は一部を除いて順不同、技能教習は順番に受けることになります。
  5. 効果測定
    ある意味、第2段階の学科教習のテスト。(ある意味って言うのは、このあとの7番に絡んでくるのでここでは割愛)。このテストは技能教習が終わっていなくても、学科教習が終わった時点で受けられるよ!
  6. 卒業検定
    第2段階の技能教習のテスト。実際に決められた手順に従って運転します。この試験に合格できれば自動車学校を卒業できます。が、まだ免許を取得するにはもう1辛抱。
  7. 運転免許試験場で学科の試験を受ける
    正式な学科のテストは現住所の都道府県にある運転免許試験場(愛知県の場合は平針にある)という場所で受けることになります。(運転免許試験場では技能の方の試験もやっているが、自動車学校を卒業している場合技能のテストは試験場では免除される。)
  8. 祝!免許発行!
    合格したあと、所定の手続きを終えると免許が交付されます!やったー!

改めて、この中で注意しなければならない点は、
「自動車学校を卒業しただけでは免許は交付されない」という点です。

必ず運転免許試験場という場所で学科の試験を受けて、一定の点数以上を取得しなくてはなりません。

もう1つ、技能試験の免除を受けられるのは自動車学校を卒業してから1年。1年経過すると失効してしまい、試験場で技能試験も受けないといけなくなります!しかも自動車学校での卒業試験より厳しいそうですので卒業後は1年以内に免許を取得することをお忘れなく!!!

実際に自動車学校に入校してみよう

自分の場合は大学生協を通して手続きしているので、その流れに沿っています。申し込み方法によって流れが前後したり異なったりしますので詳しくは各窓口でご確認を!

①生協の窓口で申し込む

まずは、「どのプランで」「どの自動車学校に行き」「ATとMTのどちらの免許を取るか」を決めて生協の窓口に行きます。入校日などを授業の都合などと相談して決めて、振込用紙と、それぞれの自動車学校用の申し込み用紙などをもらいます。

後日、申し込み用紙などに必要事項を記入したら、振込が終わったときにもらえる受領証と、「住民票」を添えて一緒に提出します。(住民票は自動車学校側で現住所を確認するのに使われるそうです。)

②入校日に自動車学校へ!

入校日になったら指定された時刻に自動車学校に行きます。自分の場合は入校日だけ特別で、自動車学校のバスが大学構内に入ってきて、同じ日に入校する人全員で移動しました。

実際についたら、確認用紙や、漢字テストをやります。それと並行して、身分証を確認されたり、視力検査や、赤・青・黃が判別できるかのテスト、簡単な身体能力のテスト、写真撮影などをします。

漢字テストは普通に生きていればまず間違いいなく読み書きしている漢字なはずなので不安に思わなくても大丈夫です。また、身体能力のテストも屈伸をしたり、指を曲げたり伸ばしたりする程度なのでこちらも不安にならなくてOK。

唯一気をつけなければならないのが視力検査。片目が左右とも0.3以上、両目が0.7以上ないと、一切の教習が受けられなくなってしまいます!必要に応じて事前に眼科や眼鏡屋さんに行って、メガネやコンタクトを用意しておきましょう!(88IOは一回検査したときにこの基準に適合しなくて、別室へ連れて行かれました…(苦笑))

それらが終わると、性格診断テストのようなものを受けることになります。これは自動車学校の人の指示に従いながら解答していきます。後日結果が帰ってきて、それをもとに教習員さんと話すこともあるそう。と、いってもどう解答すればどう診断されるかはわからないので、思ったとおりに解答しましょう。

このあと、実際に教習を受けるのにあたってのルールや、施設の紹介等があって、最後に「学科1」という第1段階の学科教習を受けます。それらが終われば無事に入校完了です!

蛇足:自動車学校で使う「公文書」

自動車学校での教習中などに使われる身近な書類の中に1つ、公文書が紛れ込んでいるんです。それは教習原簿と呼ばれるものです。

学科教習や技能教習を受けたらこの教習原簿にハンコを押して貰えるので、日記帳とかスタンプカード的な何かと思いがちですが、これ、公文書なんです。下手に汚したり、自動車学校の人以外が何か記入したりすると、法的には公文書偽造罪で罰せられます。

そのため教習原簿は「書き込み禁止」「学校外へ持ち出し禁止」となっています。お取り扱いにはお気をつけて。

また、教習原簿は卒業後も一定年数、自動車学校にて保管することが義務付けられ、何かあると警察の人がその原簿をチェックしに来たりもするそうです。

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