レオ杯です。今回から統計の取り方を少し変えました。強い人がどのウマ娘を使うかを探るのに役立てられれば幸いです。
脚質傾向について
これらは出走しているウマ娘の脚質データです。調査対象はキャンサー杯オープンリーグAグループで自分の対戦相手となったウマ娘300頭(1レース当たり6頭×5レース×10エントリー)です。今回から入着数調査を廃止しました。
その代わりにパーティーのウマ娘の勝率の合計が50%以上もしくは勝率33%以上あるウマ娘がいるパーティーを対象に脚質調査とデバフウマ娘の調査を行いました。デバフウマの定義は一般的に厳密には決まっちないので、ここでは①取得スキルの半数以上がデバフである②デバフスキルを3つ以上保有している。の2条件を満たすウマ娘とします。
ラウンド1 | 追込 | 差し | 先行 | 逃げ | 計 |
全体 | 29 (14.9%) | 47 (24.2%) | 81 (41.8%) | 37 (19%) | 180 |
好成績群 | 8 (11.1%) | 19 (26.3%) | 25 (34.7%) | 20 (27.8%) | 72 (全体の40%) |
デバフウマ | 0 | 6 (8.3%) | 1 (1.4%) | 0 | 7 (好成績群中9.7%) |
ラウンド2A | 追込 | 差し | 先行 | 逃げ | 計 |
全体 | 10 (8.3%) | 32 (26.6%) | 50 (41.6%) | 28 (23.3%) | 120 |
好成績群 | 6 (12.5%) | 25 (22.9%) | 16 (33.3%) | 15 (31.3%) | 48 (全体の40%) |
デバフウマ | 0 | 4 (8.3%) | 1 (2%) | 0 | 5 (好成績群中10.4%) |
好成績のキャラクター
パーティーのウマ娘の勝率の合計が50%以上もしくは勝率33%以上あるウマ娘がいるパーティーを対象に、ウマ娘のピックを調査し、また対象となったウマ娘の中での平均勝率を計算しました。未出走は勝率計算から除外しています。主なウマ娘をリストアップします。
ウマ娘名 | 出走数 | 平均勝率 | ウマ娘名 | 出走数 | 平均勝率 |
(逃げ) | 花嫁エアグルーブ | 3 | 24.4% | ||
水着マルゼンスキー | 8 | 35% | アグネスタキオン | 3 | 28.6% |
セイウンスカイ | 8 | 32.9% | タイキシャトル | 2 | 62% |
マルゼン | 3 | 35.7% | (差し) | ||
ブルボン | 9 | 33.6% | オグリキャップ | 2 | 26.7% |
(先行) | スペシャルウィーク | 2 | 27.3% | ||
メジロマックイーン | 5 | 18.8% | グラスワンダー | 2 | 11.1% |
スぺシャルウィーク | 5 | 27.8% | (追い込み) | ||
スーパークリーク | 5 | 32.5% | ゴールドシップ | 11 | 31.1% |
オグリキャップ | 3 | 28% | ナリタタイシン | 2 | 18.5% |
基本的に勝率の高いプレイヤーは3頭ともしっかり育成されている場合がほとんどですが、チーム編成によって勝率の偏りがあるため、特に出走数の少ないウマ娘の平均勝率をあまりあてにできません。例えば、対象のウマ娘の中でタイキシャトルは勝率7割の個体がいるため平均勝率が非常に高く見えています。タイキシャトルは実際に強いですが、強いさとこのデータの数字に強い関係性があるかと言われれば、そうである可能性は低いです。
このことに加え、この勝率と出走数はパーティー全体の勝率でフィルタされたものであるということを踏まえて考えていきましょう。
環境についての考察
逃げは強いが逃げ一強ではない
キャンサー杯はアングリングスキーミングを発動させた逃げ馬が勝ち、あとは豪脚ガチャしかないという安定して確実性をもって勝とうと思うと逃げ一択というくそゲーでしたが、今回はそこまではいかずに安心しました。どうやらグレードリーグでは水着マルゼン一強体制が敷かれているようですが。
今回猛威を振るう水着マルゼンスキーに対して、先行オグリやゴールドシップでも勝ち筋があるのがここまでの印象です。水着マルゼンをはじめとする逃げウマは3割以上の勝率を出せるポテンシャルを持っていることは確かです。しかし、今回自分と対戦した水着マルゼンは軒並みゴルシかオグリに差し切られています。
しかし、確かに逃げは強いです。最速発動するアングリングスキーミング、逃げならほぼ確実に発動できる紅焔ギアなどの加速固有の強さは健在です。私はこれまでの50レースで3敗しましたが、その時の勝者はセイウンスカイ、ミホノブルボンと逃げの2頭、そして先行のオグリキャップでした。
先行×紅焔ギアは鉄板
結局前目の作戦の場合、客室による速度補正で後ろの脚質に対して不利がある以上、道中スキルで前に出ていくか、終盤に素早く加速して後ろとの差を引き離さないことには勝ち筋はありません。
キャンサー杯では最終コーナーの最後からスパート区間に入るため、スパート区間の前に発動してしまい、不発になりやすかった紅焔ギアですが、今回は最終コーナーがスパート加速中に来るため、かなりの威力を発揮します。発動条件の5位以内に入りやすい先行、逃げは取って損はないと思われます。
また、ビクトリーショットは3位~5位で発動する加速スキルで、これも先行脚質向けの加速スキルです。先行は場合によっては1位、2位になってしまうことも多く、紅焔ギアに対して発動しにくいですが、合わせて取得すると爆発力は上がります。発動することを祈りましょう。ちなみに勝率7割の化け物タイキシャトルは自前固有のビクトリーショット×紅焔の先行脚質でした。怖い怖い。
水着マルゼンを差し切るための勝利の鼓動
オグリ固有の勝利の鼓動ですが、逃げが爆発していないレースだと先行はさっさと1位をとれてしまうため、勝利の鼓動はうまく発動することが少ないです。しかし、勝利の鼓動は爆発した逃げに追いすがっている時や、先行に強いウマがいて、それに追いすがっている時に威力を発揮します。残り200mで2位から5位であればいいので、差し、追い込みでも使えるスキルです。差し追い込みはギリギリ勝てるか負けるかといったときにほぼ確実に発動するので得ですし、残り1ハロン切ってから1位を譲った場合に発動しない先行でも、逃げ対策で取っておいて損はないでしょう。
編成例
全体勝率 | ウマ娘1 | 脚質 | 勝率 | ウマ娘2 | 脚質 | 勝率 | ウマ娘3 | 脚質 | 勝率 | |
例1 | 90% | セイウンスカイ | 逃 | 50 | メジロマックイーン | 先 | 10 | シンボリルドルフ | 先 | 30 |
例2 | 94% | タイキシャトル | 先 | 54 | 新トウカイテイオー | 先 | 40 | デバフグラス | 差 | 0 |
例3 | 92% | オグリキャップ | 先 | 48 | ゴールドシップ | 追 | 44 | デバフグラス | 差 | 0 |
編成例としては例1のように逃げを主軸とした前めの編成やデバフを含めた前目の編成が勝率の高い人に多いと感じました。安定して勝利をとる点ではやはりブロックなどによる負けを避ける傾向があるのでしょう。
また編成例2、3のようなデバフを絡めた編成もよいです。デバフ2とエース1は、エースがよっぽど強くないと難しいかもしれません。1例だけ見ましたが、エースの勝率4割、ほか0であまりはまっているようには思えませんでした。
追い込みを編成する例は何件か見ましたが、逃げー先行ー追い込みのような前めのエース2と追い込みという体制は、追い込みウマの勝率があまり高くない印象です。追い込みー逃げー差しの編成は、追い込み、逃げの勝率はよいのですが、差しの成績はあまりよくない例が見受けられました。
デバフについて
デバフは勝率のいいパーティの4パーティに1パーティはデバフウマを採用しています。
独占力と八方にらみの搭載例が半々くらいで、ややスタミナデバフによっているように思えます。
先行は回復スキル搭載型もいますが、水着マルゼンスキー以外の先行でない脚質はスタミナだけで耐力を稼ぐケースもおおく、その場合評価点的に稼げるスタミナも限られてくるので、スタミナデバフには注意が必要です。
決勝では4~5割の確率でデバフ持ちに当たることを想定してください。
まとめ
- 逃げは強いが差せうる。
- 先行は紅焔ギア搭載が吉。
- 先行の勝利の鼓動は逃げ対策に有効。
- デバフは4割の確率で一人はいる。
といった感じですね。
レオ杯最後まで楽しみましょう。
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