レビュー積雲

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第2章感想【ネタバレ注意】

レビュー

2章観てきました。第1章のレビューはこちら。

プリンセス・プリンシパル Crown Handler:萌えアニメじゃない、スパイ映画だ。
自主制作アニメの記事書いた後カルーア豆乳飲んでたんですけど無性に記事が書きたくなってきたので書きます。プリプリ好きなんですよね。ご存じない方は公式サイトを見てください。何が好きって、黒星紅白氏のキャラデザがかわいいし、(ちなみに...

全体を通して前作同様、萌えアニメではなくスパイ映画をやる路線はブレませんでした。流石。

大きく設定が動いたのは共和国がケイバーライト爆弾を実用化したこと。冒頭はこの爆破実験からスタートします。にしても戦艦を標的にして海上で行うのはクロスロード作戦を彷彿とさせます。

出展:ロスアラモス国立研究所

爆弾の形状自体は世界初の核実験であるトリニティ実験の『ガジェット』に似てますが。

ちなみに実験の標的になった戦艦はマジェスティック級ですね。初期の前弩級戦艦で、他の戦艦も弩級戦艦には見えないことを鑑みるとやはり1900年代初頭と見るべきでしょう。王国は女王存命なのでそれも加味すると1900+-2年といったところか。爆弾の威力は標準原爆には及ばないものの戦艦を消滅させるぐらいには強いのでここに来て共和国対王国は冷戦の様相を呈してきたと言えるでしょう。

設定面で追加されたのは王位継承順位3位のリチャード王子が新大陸の総督をやっているということ。世界史で新大陸といえば南北アメリカ大陸であり、かつリチャード王子が強大な軍事的バックグラウンドを匂わせていることから合衆国は独立していないか、あるいは北部13州のみの限定的な独立といった感じではないかと思われます。

で、肝心の次期国王なのですが、順位1位のエドワードがリチャードの手引きで暗殺されてしまったのでもう史実路線が消えてしまいました。オルタナティブ英国史が始まっちゃいましたね。まあイギリスが分裂してたりアメリカ独立できてない時点で相当外れてますが。そもそもケイバーライトはない。

全体的に出題編だなあという印象。借金男が恐竜で暴れてたのは笑っちゃったけど。王国に盗まれた爆弾は回収されましたが、一度敵の手に渡った以上共和国の交渉カードとしての爆弾という線はやや薄くなった感じがします。帝国の分裂という設定は古代史から。スチームパンクは産業革命期から、そしてケイバーライト爆弾は冷戦期から。制作陣の好きな要素てんこ盛りなのが伝わってきます。共和国、王国、そして新たに参戦したリチャード率いる新大陸の三つ巴の陰謀という構図がどう展開していくのか目が離せません。第3章は鋭意製作中とのこと。早く観れる日が来ることを祈ります。

ちなみに特典はドロシーでした。

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