『イミテーション・ゲーム』鑑賞

レビュー

年末の30日、『イミテーション・ゲーム』という映画を家族で鑑賞した。

きっかけは大学のオートマトンの講義。チューリング機械について触れた際に先生が紹介していた。記憶は朧気だがウォッチリストに入れていたらしい。

この作品は第二次世界大戦時、ドイツ軍の用いた暗号「エニグマ」の解読に努めたイギリスの数学者「アラン・チューリング」の物語だ。

時系列は戦後から始まり、チューリングによる解読者時代の回顧、また少年期の回顧が折り合わさっており、エニグマ解読記録とその抹消が如何にして起こったかが描かれている。

特に興味深いのは「解読」自体がゴールではなかったことだ。考えてみれば分かってしまうことではある。だが、未読の方にはネタバレなしで観てもらって感慨に耽って欲しいと思う。

チューリングの同性愛描写は以前観た『ボヘミアン・ラプソディ』と異なりまずないものの、同性愛という性的指向を犯罪とする時代背景によって苦しむチューリングの姿は痛々しいほどだった。また「話す時に真意を隠して別の言い回しをするのは暗号文と同じ」「普通は理解できるが自分にはできない」という表現/人間性は響くものがあってとても魅力的。

話は逸れるが最近は英国を舞台にした作品をよく観ている気がする。ノーラン作品は別として。『イミテーション・ゲーム』はドイツへの宣戦布告が戦事描写の起点となるが、大晦日に観た『英国王のスピーチ』は正に戦争開始までを描いたものだった。これに関しては観る順序を間違えた感が否めない。他には『キングスマン』も記憶に新しいが単純にコリン・ファースが好きなだけかもしれない。いいキャラをしてる。

今作で「アラン・チューリング」を熱演したベネディクト・カンバーバッチはMCUの『ドクター・ストレンジ』で知った俳優だ。彼もまたキャラが濃い。眼力が凄いね。

最近プライムビデオに追加された『1917』にもカンバーバッチは出演しているようなので、時間をみつけて是非観てみようと思う。そろそろ『ダンケルク』も観ないとな。

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