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TVドラマ的アクション映画『ジョン・ウィック』

レビュー

シン・エヴァ公開前日に槍繋がりで思い出したので鑑賞した『コンスタンティン』。

流石キアヌ・リーブスに煙草吸わせると映えるね。自身の余命に嘆くコンスタンティンが天使に「1日に30本吸っているから」って言われるのはギャグ。笑えないけど。

プライムビデオで検索すると候補に出てくるのが今回視聴した『ジョン・ウィック』シリーズだったりする。

簡単なあらすじとしては、引退した殺し屋ジョン・ウィックが最愛の妻を亡くした数日後、マフィアに形見の犬を殺され愛車を盗まれ復讐に走るアクション映画。現在(21/04/07)3作公開しており未完結。1作目は犬を殺したマフィアへの復讐と単純明快、2作目以降は秩序と掟の裏社会から抜け出せなくなったジョンの復讐と奮闘を描く。

整合性よりも映えを重視した作品といった印象。殺し屋にも流儀があり、殺し合いの中でも相手への敬意があったりする。時には敢えて素手で戦闘する、と思いきやナイフを忍ばせてたり。ナメプして殺される展開が嫌いな人には合わないかもしれない。

取り敢えず僕的には装填シーンが丁寧だったのが好み。

本シリーズは不殺の掟があるコンチネンタルホテルが重要な要素になっている。さっきまで銃撃戦してたのにホテルに入ったら一緒に酒飲んで次会ったら殺す等と不思議な雰囲気がある。

アクションシーンも多いが山場での飽きが来なかったのは流石。序盤でも普通に刺されたり機動力で負けたりと完全無欠でないところも緊張感を保ててポイント高い。

Chapter3まで完走した感想としては、本記事タイトルにも書いたがTVドラマ的アクション映画。シリーズ物のアクション映画では後から設定が出てくることが多いが『ジョン・ウィック』は先に謎を残すタイプ。Chapter2からは単作完結型になっていない。ジョンは名が知れ渡り敬意を持たれ恐れられているが回想シーンはなく、支配人とだけ描かれた人物も次作の主要人物だったり、掟を破る行為も伏線になっていたりする。良く言えば先が気になる、悪く言えば収拾が付かないといった感じ。実にTVドラマシリーズっぽい。

Chapter3では裁定人が寿司屋の殺し屋と真面目が話をするなか店内ではきゃりーぱみゅぱみゅの『にんじゃりばんばん』が流れる。その殺し屋の得物は刀だったりと日本への関心も感じられる。片言の日本語で叫ぶのも面白い。『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』を思い出す。あの作品結構好き。次作Chaper4は日本での撮影もあるらしいので楽しみだ。キアヌのキレキレアクションを見られる間に完結してくれい。

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