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Durey

2浪して転生した結果(浪人体験談)

Durey

こんにちは、Dureyです。

今回は、自分の浪人体験談を詳しく話していきたいと思います。以前にも少し似たような記事を書きましたが、この時期は特に浪人生は辛いと思うので、読んで少しでも励みになればと思います。

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経歴

21歳、新大学2年生。つまりは2浪した人。現在、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に通っている。高校生の頃はSS部という理科実験部みたいな部活でひたすらプレゼンをしていた。3年ほど友人とブログを書いている。

*長い記事なので、時間がない人は最後だけ読んでください。(特に浪人生は最後を読んで欲しいです。)

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私の高校生時代

私は地元でも有数の進学校(高校)に入学しました。しかし、そこで一気に落ちこぼれになります。1年生は部活に費やし、2年生になった頃には赤点スレスレを取るような成績になっていました。とはいえ、東進に通っていたので、元々得意な数学だけはそこそこ出来ました。

成績が悪いだけではなく、性格も相当悪かったと記憶しています。横暴で計画性が無く、偏見も強い、最悪な人間でした。一言でまとめると、”我が強い”という感じですね。

1浪目

秋に成績が急降下

そんな私は、現役で大学に受かるわけもなく、駿台の一番下のクラスに入ることになります。ですが、あまり腐らずに塾の授業、宿題、自習を確実に全てこなしていました。

模試の成績も、ずっと右肩上がりで私の浪人は大成功になるはずでした。秋からは1つ上のクラスに上がり、気分上々で毎日勉強していたのですが、突然成績が急降下します。

恩師との出会い

最初は、「秋によくあるスランプだ。気にせず勉強しなさい」と夏までに見てもらっていた先生方に言われていましたが、冬まで成績が伸びませんでした。そこで、上のクラスになってから見てもらっていた数学の先生に相談しに行きました。

私 :「成績が夏から急に落ちちゃって…どうすればいいんでしょう?」
先生:「それ、見せて」
(手に持っていた模試の成績、解答を渡す)
先生:「君、得意な方法で解こうとしてない?この問題もこの問題も、こうすれば早く解ける問題だよ。」
私 :「っていうことは、夏までは、たまたま自分の得意な方法で解ける問題が多かったってこと?」
先生:「多分そうだね。君の性格の問題だな(笑)」
先生:「だから、君センター試験嫌いなんだよ。解き方を指定されるから。もっと広い視野を持って、最適な方法を使おう。これは問題を解くだけじゃなくて、勉強の仕方でも日常のことでも言えるからね。」
私 :「これって、他の教科でも同じこと起こってて…」
先生:「そうだね。」

この恩師との会話が私の浪人を大きく変えました。

相談しに行ったのが12月だったため、センター試験の成績にはすぐに反映されませんでしたが、自分の中で何かが大きく変化している感覚がありました。

2浪目の決意

センター試験が終わった日、まだまだ伸びるような気がして2浪目を決意します。

親には反対されましたが、押し通して2浪目をすることを塾に伝えました。

塾の担任と相談して、1浪目に受ける国立大学は2浪目の滑り止めとして使うことにし、2次試験を受けました。

合格安全圏の大学だったので、普通に合格し、すぐに休学しました。

2浪目

一番上のクラスに上がる

2浪目の初め、塾のクラス診断テストを受け、一番上のクラスに昇格することが決まります。

これが、私にとって2浪目の唯一の悪かった所だったと思います。

成長を実感して気が緩みました。勉強はしていたが、身が入り切っていない感じでしたね。どこか、余裕があったんでしょう。1年前は、一番下のクラスにいましたからね。

春の終わり、新たに目標設定する

このままでは良くない気がして、新たに目標設定をします。
「結果がどうであれ、後悔のない浪人にしよう。」これを私の目標にしました。

ここから、私の快進撃が始まりました。各教科、自分の足りない所を徹底的に模試から分析し、補充します。

高校1年生の時に使っていたテキストでさえ、自分が出来ていない所があると思えば、プライドを捨てて復習しました。

結果が出始める

夏の中盤、明確な結果が出始めます。得意な数学は、模試で解けない問題がかなり少なくなり、現代文も文構造がはっきりし、点数が安定し出します。大の苦手だった英語でも、上位クラスの平均点くらいは取れるようになってきました。

解いているときも最適な解法を選べるようになり始め、数学に関しては模試で複数の解法が思いつくのが普通になっていきました。

SFC(慶応)の受験を勧められる

1浪目、私立の願書を出す際に、塾の担任の先生からSFCの受験を勧められます。

小論文と自分の得意な科目である数学だけで受験できるので、対策にも比較的時間がかからないだろうという判断だったと思います。

しかし、当時の私はSFCの数学の問題を見た時に「何これ、解けないんだが…」となり、諦めました。

2浪目の夏、再度SFCの受験を勧められます。もう一度、過去問に手を付けてみると意外と解けることに気が付きました。そこで、私立受験の候補にSFCを入れます。

共通テストで大失敗

順調に成績を伸ばしていた私でしたが、共通テスト本番にかなり緊張してしまい、大失敗をします。

共通テスト後に担任の先生と話し合い、その時点での第一志望を国立大学ではなく、SFCにしました。

元々、国立志望だった私は、私立の対策をあまりしておらず、共通テストが終わってからの1か月で無理矢理することになりました。同時に願書を出していた関西大学の対策も行いながら、全体の8割の時間をSFCの対策に割きました。

SFCを受験

関西大学を特待生で合格し、順調な成長を感じながらSFCの受験を迎えます。しかし、1週間前まで数学は合格点に達しておらず、直前になってなんとか間に合った状態だったので、正直不安でいっぱいでした。

小論文もSFCは、特徴的で毎年かなり変な問題が出るので、対策したから安心できるというような感じではありませんでした。

でも、なぜか、当日は何も緊張しませんでした。多分、「自分のやってきたことに間違いはないし、落ちたらその時考えればいいや」って思えたからでしょう。結果としては合格し、今に至ります。

浪人して得られた力

私は、浪人して多くの物を得ました。

  • 物事は、広い視野と狭い視野を使い分けて分析すること

  • 自分を過大評価し過ぎないこと

  • 支えてくれる人、応援してくれる人への感謝

高校時代の友人と私の浪人について話すことがありますが、「お前は浪人して、本当に変わった」と何度も言われます。そう言われる度に、たくさん悩んで、もがいた日々は無駄ではなかったのかもしれないと今思います。

浪人生、受験生の皆さんへ

私は、浪人していた2年間、ずっと高校時代の知り合いたちにバカにされていました。ずっとネタにされてましたね。

しかし、それでも浪人した2年を自分は恥だとは思いません。自分が成長するために必要な時間だったと思います。

浪人は、”ただ1年呑気に勉強したら確実に受かる”ということはありません。

怠惰であったり、苦手なことを遠ざけたり、雑なところがあったりと、自分の性格、生活の仕方が全て結果に繋がります。

だからこそ、浪人は「自分の悪いところを直す最後の機会」として私は考えます。大学生や社会人になって、改めて自分を見つめなおして、直すタイミングや時間なんてそんなにありませんからね。

私が、もし奇跡的に現役で合格し、大学に行っていたら、もっとひどい大学生活を送っていたと思います。浪人した2年によって起こった転生は、慶應合格だけではなく、その先の人生に大きな影響を及ぼしてくれるでしょう。この大学1年間でさえも、少し実感しています。

どうか、「勝てば官軍、負ければ賊軍」みたいな、落ちたら敗者というような考え方はしないで欲しい。1年どのようにすれば成長できるのか”を意識してください。

皆さんにとって、浪人生活が自分と向き合い、改善することで得られる有意義な1年であってほしいと強く願います。

最期まで読んでいただきありがとうございました、みなさん、悔いのない1年を過ごしてください。

コメントや質問も書いてくださるとうれしいです!

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