一般のビデオ通話って映像ソースを切り替える、同時に表示するのが面倒じゃないですかー?
例えばデスクトップ画面から手元を映すWebカメラを切り替えたり、デスクトップを映しながら左下に顔画面を映したりしたいですよね!!
今回は生放送と同じ環境でビデオ通話の映像を映すことができる方法を解説したいと思います。
2021年以降、現在はOBS Studio公式で対応されたため、この記事の手順は不要となりました
→ 2021年以降版 解説記事: 【OBS 2021年新機能】生放送みたいにビデオ通話・Zoomしてみたくないかい?(改)
やり方(Windows)
先述のことを実現させるには、OBS Studioという生放送で使われるソフトウェアと、OBS-VirtualCamという仮想ビデオ出力デバイスを作成&出力するOBS Studioのプラグインを利用します。
2021年以降、現在はOBS Studio公式で対応されたため、この記事の手順は不要となりました
→ 2021年以降版 解説記事: 【OBS 2021年新機能】生放送みたいにビデオ通話・Zoomしてみたくないかい?(改)
用意するもの
- ビデオ通話をするソフト。(ex: LINE, Zoom, Discord, Skype)
- OBS Studio
- OBS-VirtualCam
OBS Studio ダウンロードとセットアップ
- OBS Studioへアクセスして、Windows版をダウンロードします。(赤丸をクリックしてください)
- ダウンロードしたファイルを実行し、説明を読んで「Next」を押していくと、最終的に「Install」ボタンとなり、この画面へ行きます。
- 完了すると、OBSが起動すると思います。
とりあえず、閉じてしまいましょう。またここまでで分からなければ、「OBS インストール」で検索してみてください。
OBS-VirtualCam ダウンロードとセットアップ
- OBS-VirtualCamへアクセスして、右上の「Go to download」をクリックして、ダウンロードします。
注意: 2020/05/05までに紹介していたリンクのもの: OBS-VirtualCam(Version: 2.0.4)は、OBS-Studio Version: 25.0.0以降では利用が推奨されないようです。上記のOBS-VirtualCam_2.0.5(またはそれ以降)を利用するようにしてください。またこのページでは2.0.4で案内しておりますが、2.0.5でも操作はほぼ変わらないようです。(確認済み)
- ダウンロードしたファイ ルを起動すると以下のようになるので、acceptして「Next」を押していきましょう。ただし、「Select Additional Tasks」では、「2」を選択するのが良いかと思います。
- 最終的に「Finish」を押して完了です。
使ってみよう
OBS-VirtualCamのインストールが完了したら、OBSのメイン画面の上、「ツール」(Selecting Tools)を押します。
「VirtualCam」を押します。
「Start」を押します。
「X」ボタンを押して、VirtualCamのウィンドウを閉じます。
以上のようにしたら使用する通話ソフトを起動して、カメラにOBS-Cameraを選択します。
PC版LINEで使用する
ここでは1例としてPC版LINEを用います。
左下から「設定」を開きます。
「通話」を押します。
カメラ設定を「OBS-Camera」にします。
これでビデオ通話にてOBSを経由した映像配信ができるようになりました。
あとは実際にビデオ通話をしてみてください~!
Discordで使用する
Discordの場合は以下のようにやります。
そして、右上の⊗を押して設定を閉じます。
これでビデオ通話にて利用できます。
(画面共有の場合は別のやり方でやります)
Zoomで使用する
歯車を押して表示される「設定」のウィンドウの「ビデオ」のメニューの「カメラ」の項目を「OBS-Camera」に設定してください。
注意点
性能があまり高くない環境であると重たいかもしれません。
テストとして私のノートPC(Dell Inspiron 5480)で試しましたが、快適に動作するように思いました。
ただ、ブラウジングだけでなく、ゲームしながらとなると少し厳しいかもしれません。
やり方(Linux)
Video4Linux2 (obs-v4l2sink)を利用するようです。
詳細は省略させてください。
また関連する話で、88IOさんがこれを利用してスマホカメラをPCの仮想カメラとする方法の記事を書かれていて面白いのでぜひご覧ください。
感想
今回はOBS StudioとOBS-VirtualCamというプラグインを用いて生放送みたいな映像を届ける方法をお伝えしました。自分は手元の資料を映したり、最近買っている商品を映したり、それをブログなどのPC作業中でビデオ通話するので、結構デスクトップ画面切り替えることが多いので重宝しています。
皆さんも利用してみてはいかがでしょうか?
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