普通のビデオ通話だと映像ソースを切り替える、同時に表示するのが面倒…。
例えばデスクトップ画面から手元を映すWebカメラを切り替えたり、デスクトップを映しながら左下に顔画面を映したりしたいですよね!!
今回は生放送と同じ環境でビデオ通話の映像を映すことができる方法を解説したいと思います。
(以前の記事ではOBS-VirtualCamという追加ソフトウェアが必要でしたが、OBS Studio version:26より不要になりましたので更新した内容となっています)
やり方(Windows)
先述のことを実現させるには、OBS Studioという生放送で使われるソフトウェアだけで可能です。
仮想ビデオ出力デバイスを作成&出力するOBS Studioの公式新機能「仮想カメラ」を利用します。
用意するもの
- ビデオ通話をするソフト (ex: LINE, Zoom, Discord, Skype)
- OBS Studio
OBS Studio ダウンロードとセットアップ
- OBS Studioへアクセスして、Windows版をダウンロードします。(赤丸をクリックしてください)
- ダウンロードしたファイルを実行し、説明を読んで「Next」を押していくと、最終的に「Install」ボタンとなり、この画面へ行きます。
- 完了すると、OBSが起動すると思います。
使ってみよう
早速使ってみましょう。
開いているOBSのメイン画面の右下にある「コントロール」の下「仮想カメラ開始」を押すと、仮想カメラへ映像が出力されます。
(「仮想カメラ開始」を押すと「仮想カメラ停止」という名前に変わります)
そうしましたら使用したい通話ソフトを起動して、カメラとして「OBS Virtual Camera」を選択します。(下記)
PC版LINEで使用する
ここではPC版LINEを用います。
左下から「設定」を開きます。
「通話」を押します。
カメラ設定を「OBS Virtual Camera」にします。
これでビデオ通話にてOBSを経由した映像配信ができるようになりました。
あとは実際にビデオ通話&OBSからの画面共有をしてみてください~!
Discordで使用する
Discordの場合は以下のようにやります。まず歯車マークを押してユーザー設定を開きます。
そして「ビデオ設定」の項目の「カメラ」において「OBS Virtual Camera」を選択します。
そして、右上の⊗を押して設定を閉じます。
これでビデオ通話にて利用できます。
Zoomで使用する
歯車を押して表示される「設定」のウィンドウの「ビデオ」のメニューの「カメラ」の項目を「OBS Virtual Camera」に設定してください。
動作・注意点
性能があまり高くない環境であると重たいかもしれません。
念の為、テストとして私のノートPC(Dell Inspiron 5480)で試しましたが、快適に動作するように思いました。
ただブラウジングだけでなく、ゲームしながらとなると少し厳しいかもしれません。
やり方(Linux)
Linuxでも公式で対応しているようです!
Linux Install Directions | Wiki – Install Instructions | OBS (en)
OBSの使い方
「VIPで初心者がゲーム実況するには」ブログさんのこの記事などがオススメです!
感想
今回はOBS Studioだけで生放送みたいな映像を届ける方法をお伝えしました。自分は手元の資料を映したり、最近買っている商品を映したり、それをブログなどのPC作業中でビデオ通話するので、結構デスクトップ画面切り替えることが多いので重宝しています。
皆さんも利用してみてはいかがでしょうか?
コメント
音を共有することは不可能でしょうか?
可能です。win-capture-audioを使うと良いでしょう。
【OBS】超簡単にゲーム音だけ(特定の音)を流したい?神プラグインがあります – 新・VIPで初心者がゲーム実況するには https://vip-jikkyo.net/obs-win-capture-audio
更にYamaha SYNCROOMを利用して得られる仮想オーディオドライバにOBSのモニタリングデバイスに、それを設定すると良いでしょう。
書いていると結構面倒そうなので、記事書きますね。
SYNCROOM(シンクルーム)- 音で繋がるオンライン演奏アプリ https://syncroom.yamaha.com/