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【理系】傘を修理したら手が痛いので検索力を生かして調べてみた件 (グラスファイバー)

日常

先日、骨が折れてしまった傘を「和気産業(WAKI) 傘職人 US-026」を用いて修理した後に、なんだか手がチクチクする…というか結構痛い!と気づいて調べたところ、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP: Glass Fiber Reinforced Plastics, FRP: Fiber Reinforced Plastics)と呼ばれる繊維によって健康被害が発生することがあるという国民生活センター(独立行政法人)からの告示がなされていました。

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国民生活センターからの告示

ガラス繊維強化プラスチックによるけがに注意!-傘の骨やテントの支柱、園芸用ポールなどに使われています-(商品テスト結果) 国民生活センター

ガラス繊維強化プラスチックは「軽くて強い、錆びない、高い電気絶縁性、断熱性、衝撃吸収性を持つ」ようですが、ガラス繊維強化プラスチックによってつくられた棒などが傷ついたり、折れたりして、繊維が飛び出してきて、その繊維が皮膚に刺さってしまうということが起こってしまうようです。

もし手がチクチクするするときは

自分は医師ではないので、ガラス繊維強化プラスチックによるけがに注意!-傘の骨やテントの支柱、園芸用ポールなどに使われています- 国民生活センター 報道発表資料 p.12 『10.医師のコメント』より引用します。

Q1:とげが刺さった場合、放置すると、どうなるのでしょうか?
A1放置すると自然に取れる可能性と、中に入り込んで、痛みを生じ、炎症を起こす可能性
があります。

Q2:ガラス繊維が刺さった場合、どのような処置が必要でしょうか?
A2:まずは、ガムテープ等粘着力の強いテープで皮膚に刺さったガラス繊維を除去すること
でしょうか?それでも痛みがあるならば、皮膚科を受診するのがよいと思います。

Q3:ガラス繊維なので見えにくいのですが、医院や病院を受診する目安を教えてください。
A3:「痛みが取れない」場合や「(ガラス繊維の先が真皮に達し)出血する」のであれば、局
所を刺激しないようにして、日中に通常外来を受診することでよいと思います。
夜間の救急外来にかかる緊急性は無いと思います。幼児の場合は皮膚が薄いので、出血
をきたしやすい可能性があります。皮膚科ではダーモスコープという皮膚拡大鏡で観察
し、抜くことができるのであれば除去しますし、痛みも弱くなっているなら自然脱落に
よる治癒を待ちます。
痛みが強いときや、出血していて何本も刺さっているが、拡大鏡で見てもガラスファイ
バーが見えない場合は、痛みのある部分に局所麻酔し、一塊にして切除、縫合すること
もします。しかし切除術を拒否される方の場合は、痛み止め、抗生物質の内服で経過観
察し、症状が軽快しなければ、切除術を再度勧めます。

Q4:受診する場合、診療科はどちらでしょうか。
A4:上記のような理由で皮膚科が良いと思いますが、対応可能かについては、受診前に電話
で問い合わせてみてください。ガラス繊維の断片が皮膚に刺さった場合、時間の経過と
ともに徐々に皮膚表面へ上がってきて自然に排出されます。赤く腫れて炎症を起こすこ
ともあるかもしれません。
深く刺されば感染症の可能性も考えられ、その場合は抗生剤での対処が必要となります。
痛みがないようであれば問題ありませんが、自分で抜けない場合や長い間痛みが引かな
いようであれば、皮膚科等、医療機関を受診して刺さったものを抜く処置を受けた方が
よいでしょう。

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自分自身の経験した傘の骨を修理したときの手の痛み

傘の骨の状況

これは傘を内部から見ていて、傘は曲がる所(外側の方)の根本部分が折れてしまっている様子でした。

「傘職人」を用いた修理

そこで今回は「和気産業(WAKI) 傘職人」というものを用いて修理を行ってみました。

傘職人 傘職人 裏

傘の骨の直径は Φ4mmで、やってみると入りませんでした。

そこでAmazonレビューを見てみると、「傘の骨の太さが太いために、入らない!」というものがありました。(同ジ=ジャン!)

そこで、苦肉の策としてまずは傘職人側をペンチでグリグリと拡大させることにしました。

当然、土台となる金具a だけでなく、装着する金具b, c両方とも拡大する必要がありますので、まずはペンチで真ん中の出っ張りを抑えて、広げました。

まぁそこからは記憶が無いほどに様々な作業(もはや板金かな…?というレベル)を経て、取り付けることができました。

計3時間ほどかかったと思います。面倒でした。

手の痛み

3時間ほどの傘の修理が終わって、ようやく一息とスマホを持って遊んでいたら、だんだんと手が痛いということに気づき始めました。

最初は傘の修理でたくさん力を込めたから、それで痛いのだろうと考えていましたが、しばらく経っても痛いですし、何より痛みが割と鋭いように感じました。

そこで手をよく見ると、傘の骨と見られる黒い小さな破片が手に付着していることに気づきました

除去と原因判明

とりあえず、黒い破片をちょっとどかしてみると、なんと痛みが消えて、その黒い破片が移動した先がチクチクしだしたのです。

これは「この黒い破片が原因だろう」と思い、とりあえず流水で流しました。
※医師は「ガムテープ等粘着力の強いテープで皮膚に刺さったガラス繊維を除去」することを推奨しています。

なかなか取れなかったものの、なんとか大半は流せたような感じでした。

ここで、「もしかして傘の繊維がこの黒い破片だよな…?」と考えて、「傘の骨 手 痛い/チクチクする」などで調べたところ、上記の国民生活センターの告知を確認し、原因が判明しました。

残る痛み

とりあえず大半はどうにかなって、あとはもういいだろうと思ってPCに向かって作業をし始めたところ、まだ継続して痛みがありました。人差し指の第一関節(末の方の関節)の間にチクチクっと痛みを感じていたのです。
しかしどう目を凝らしても黒い破片がありませんでしたので、とりあえず自分は数日経過を見るということにしました。

そして数日経過した今は特に痛みなどは無くなってくれました。よかったです。

ガラス繊維強化プラスチック / グラスファイバーとは?

ガラス繊維強化プラスチック、もといグラスファイバーは、ガラス繊維を集めたものです。
詳しく言えば、「太さがおよそ 20μm未満のガラス繊維を束ねて、その間に樹脂を浸み込ませて成形したもの」のようです。

加工性に優れるなど様々な利点があるようですが、やはりガラスということで危険性はある感じのようです。

まとめ

傘などのガラス繊維強化プラスチックを触るときは素手で触らず注意し、特に「繊維の先端が露出している」「棒などが折れてしまっている」場合には、使用中止しましょう。

私は数日で治りましたが、健康被害となる場合がありますので、子供の使う傘などでも使われていますから、お子さんにも上記事項を周知しておくことが良いでしょう。

また目で確認できないような大きさの破片である可能性もあることを留意してください。

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