PCやスマホでノートやメモを書きたいとき、ノートアプリは欠かせない物。EverNote、Word、Google Keep、メモ帳など、沢山のノートアプリがある中でも、Tipeのデザインは特別だと思う。そんなTipe|Editor made simpler についてのアプリレビューというかおすすめ記事。
よりシンプルに。
Tipe|Editor made simpler という名前の通り、Tipeの最大の長所はシンプルさだ。シンプルであることで、余計な情報、判断やミスが減り、ユーザーにとって扱いやすい物となる。
ただ、見た目のデザインだけがシンプルというわけではない。クリックなどの操作、機能だけでもない。
脳内で起こる処理から、シンプルになるようにデザインされているのだ。
起動した瞬間に、本文を書く用意は出来ている
実際の画面を見てみよう。アプリを起動するとこの画面が最初に出てくる。(未ログイン時を除く)
お気づきだろうか?起動してすぐに、本文の窓にカーソルが合っている。書こうと思った時、僕らはアプリアイコンをクリックしたらすぐに、両手をキーボードに置けばいいのだ。もちろん頭の中もこれから書く文のことだけを考えればいい。
文章を書く以外に考えることは無い
一目瞭然だが、画面には余計なものがない。ごちゃごちゃしたツールバーもない。広告ですらない。目に入ってくる情報が格段に少ない。
更に、こまめな保存を意識する必要からも開放される。オートセーブ機能だ。書く手が(約1~2秒)止まると、その度自動でクラウドに保存してくれる。
保存状況は右上のチェックマークを見ればわかる。(右図)チェックマークは今の進捗状態で保存されていることを表している。
当然、俄なWindowsアップデート、停電、充電切れにも強い。普段でも、書き終わったら、書き飽きたら保存のことなど考えず、アプリを閉じてしまっても大丈夫だ。
Tipeの肝、最たる特徴
Tipeにおいて、タイトルを最後に書くためのデザインこそが特別なのだ。
普通、タイトル記入欄は1番上にある物だ。しかし、タイトルを最初に考えるのはあまり効果的では無い。思いついたことをすぐに書き出す時は勿論、文章として考えながら書く時も、タイトルが文章の要約、本文になにが書いてあるかを指し示すものだとしたら、後付けの方がより効果的なものを付けやすい 。
ならば後付けの方が使い勝手が良いだろう。実際、Google Keepでも初めにカーソルが合わせられるのは本文記入欄だ。
しかし、タイトル記入欄という空欄は上に残ったままだ。上の空欄から埋めたくなるのが人の性であるからには、タイトルの文字が見えればそこを埋めようと思考が傾くもの。結果、本文から気がそれてしまう。
さて、このタイトルを最後に書く為のデザインにTipeの面白いところが詰まっている。
書きかけかどうかの判断
最初に、本文欄にカーソルがはじめから合っていると書いた。しかし、Tipeのすごいところは、直近のノートが書きかけであれば、そのノートの本文欄にカーソルが合うようになっていることだ。勿論前のノートが書き終わっていれば、新しいノートにカーソルが合う。
そして、書きかけかどうかの判断材料は、ノートにタイトルが挿入されているか否かだ。つまり、書きかけでまた後ですぐ書くならタイトルを抜いておくと次回スムーズに書けるし、書き終わっているならタイトルを書くことで、次回新しいノートにいきなり書き出せる。
タイトル欄の位置と見返し方の整合性
ノートを見返したいときはタイトルを見て探す方が手っ取り早いだろう。
ここで、このアプリは新しい記事が下へ下へと連なるように配置される。起動したとき、見ているのは一番下だ。つまりは、上に上にスクロールして見返すわけだ。
このとき、元々タイトルは右下にあるので、遡れば各ノートのタイトルを自然に、ノートに先行して見ることができる。そして、各ノートの頭がフレームアウトするまで、ノートの右側にタイトルはあり続ける。
探しやすいし、非常に自然なアニメーションだ。実際に触って見ると感動する。
また、ノートとノートを見比べながら書きたいときも、スクロールするだけでほかのノートが見られるので非常に楽だと感じた。
ちなみにだが、ノートとノートの間に差し込む形で新しいノートを書き足すこともできる。
PCでもスマホでも、両刀使いでも
このアプリはWindows機以外でも、Mac、Andoroid機、iPhoneのいずれでも使える 。
更には、データはクラウドに、ログイン時のGmailアドレスに紐付けされている。複数の端末から同じアドレスでログインすれば、さっき携帯で書いていたノートにパソコンから書き足すと言ったことも出来る。
総評とリンク
一言で言えば、非常に楽で、自然で、スマート。
起動から書き出しまで、書いている途中、飽きたとき、それぞれの時に考えたり操作したりといった手間がないのがなんとも楽。使うときのアプリの動き、動かし方は非常に自然。見た目も、オートセーブ機能、複数の端末からのアクセスと、非常にスマート。
是非ともおすすめしたいノートアプリでした。
使いたい人は、ウェブアプリなので下のリンクから。ダウンロードして普通のアプリみたいにも使えます。
また、タイトルを最後につけるコンセプトについて書かれた、アプリ作成者のnoteも、面白いので併せてどうぞ。
以上Rokuでした。
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