ラウンド2が終わりました。ここまで皆さんの戦績はいかがでしょうか。
おかげさまで勝率8割5分と良い結果だったかなと思っています。とはいえ、決勝ラウンドはしっかり対策されたチームに当たる可能性が高いので、調子とスキル発動率のお祈りが必要ですが。
この記事ではジェミニ杯を通して得たデータから環境の推定をしたいと思います。
脚質傾向について
一つ前の記事内で更新していたデータを引っ張ってきました。これらは出走しているウマ娘の脚質と5位以内に入着したウマ娘の脚質のデータです。調査対象はジェミニ杯オープンリーグAグループで自分の対戦相手となったウマ娘480頭(1レース当たり6頭×5レース×16エントリー)です。そのため、入着数は母数が自分のウマ娘が入着した数だけ少なくなっています。また、僕がデバフネイチャを使用しているため、入着率はその影響を多少加味したうえで、数字を見てください。搭載デバフは対追い込みが3つ、対差しが1つ、対先行が3つ、対逃げが1つ、八方にらみです。
累計(ラウンド1) | 追込 | 差し | 先行 | 逃げ | 計 |
入着数 | 25 (24%) | 26 (25%) | 39 (37%) | 16 (15%) | 106(101%) |
出走数 | 41 (17%) | 55 (23%) | 102 (43%) | 42 (18%) | 240(101%) |
脚質別入着率 | 61% | 47% | 38% | 38% | (平均:44%) |
累計(ラウンド2) | 追込 | 差し | 先行 | 逃げ | 計 |
入着数 | 23 (19%) | 21 (17%) | 43 (35%) | 35 (29%) | 122 (100%) |
出走数 | 48 (20%) | 44 (18%) | 95 (40%) | 53 (22%) | 240(100%) |
脚質別入着率 | 48% | 48% | 45% | 66% | (平均:51%) |
累計 | 追込 | 差し | 先行 | 逃げ | 計 |
入着数 | 48 (21%) | 47 (21%) | 82 (36%) | 51 (22%) | 227(100%) |
出走数 | 89 (19%) | 99 (21%) | 197 (41%) | 95 (20%) | 480(101%) |
脚質別入着率 | 53% | 47% | 42% | 54% | (平均:47%) |
ラウンド1、2を通し圧倒的に母数が多いのは先行脚質でした。要求スタミナが高いという点がネックかと思われましたが、金回復スキルで十分まかなえる上、垂れにくく、育成何度も低い為だと考えています。それ以外の脚質は同じぐらいに分かれていますね。思ったよりも追い込みが少なかったのが意外でした。
勝率を見ると追い込みと逃げ脚質が良い成績を残しています。特にラウンド2の逃げ馬の入着率が高くなっています。当然ラウンド2Aグループに残ったチームであるので、逃げの強力さが見て取れるかと思います。とはいえ、これは逃げ脚質の特性的に、逃げウマが増えたから入着率が上がったという理由もあると思われます。これはそのレースの脚質分布がレース展開に関わるためですが、後ほど説明します。
通して見れば追い込み一強というわけでもなく、逃げや追い込みの方がやや入着しやすい程度に収まりました。また、逃げ馬は1レースに74%の確率で1頭以上出走するとわかり、逃げ馬単騎で編制したら逃げ馬が他におらず、大逃げできなくなる可能性はそこまで高くなさそうです。
入着ウマ娘からみるキャラクターピック
入着したウマ娘の中でもピック率の高かったウマ娘は誰かを調べました。データの調査対象はラウンド2のAグループで自分のチームの対戦相手となったウマ娘合計240頭のうち入着を果たした122頭です。入着数3以下は省いています。
ウマ娘名 | 入着数 |
ゴールドシップ | 20 |
メジロマックイーン(黒) | 15 |
シンボリルドルフ | 13 |
ライスシャワー、マヤノトップガン | 8 |
セイウンスカイ | 7 |
メジロマックイーン(白)、スペシャルウィーク、スーパークリーク | 6 |
ナリタタイシン、ミホノブルボン、アグネスタキオン | 4 |
ゴルシ杯ですね。しかしメジロマックイーンも多いですね。流石はステイヤーの血統。キンイロリョテイが実装されていたらどうなったんだろう。1着を取らないと勝てないチャンピオンズミーティングには相性が悪い気はしますが。
逃げ、先行策での運用が成されるウマ娘が多く、特にラウンド2はセイウンスカイやミホノブルボンなどを見かけるようになりました。マックイーンも逃げ運用が目立つようになり、サイレンススズカ、マルゼンスキーも観測しました。
チーム編成を考える
ちゃんとデータを取ったわけではないので、印象でのお話になるのですが、編制例について考察します。
脚質について
多く見られた普通の編制はエース3人、脚質バラバラでした。最も無難かつありがちな編制ですね。この場合、追い込みと先行はほぼ入っていました。差しか逃げかはバラバラです。
基本的に脚質が違う方が、脚質分布やレース展開による脚質ごとの有利不利のリスク、デバフの集中リスクが分散できる点で良いです。ハイペースなレースなのか、スローペースからの瞬発力勝負なのか、といった展開ごとによって強い脚質は変わるという考えがあります。レースを見ている限り、逃げウマが大逃げしてハイペース縦長のレース展開の場合、後ろから差そうにも先頭との距離が長すぎて差しきれないという逃げ、先行が有利なレースになり、逆にレース終盤に入るときに(今回だとだいたい残り5ハロンくらい)で団子になっているとき、外から差しや追い込みウマが一気にまくるような展開をしやすくなっていると感じました。
このリスク分散をかんがえるなら、バラバラにした方が、レース展開の違いによる勝率のムラをなくすことができるでしょう。
逆に、自分がどういう展開で勝ちたいかとを考えて、その展開になるように編制するのも一つの手です。差し、追い込みで捲り上げたいのなら、団子状態スローペースからの瞬発力(スピパワ)の勝負がしたい、逃げ先行で勝ちたいならハイペース縦長の展開を作りたいですよね。この展開はそのレースの逃げウマによって作られるとされています。
逃げウマとレース展開
基本的にペースメーカーとなるのは先頭集団、とくに1番前を走ろうとするウマです。基本的に逃げウマがこの役割を果たし、逃げウマがいない場合には先行バがこの役目を果たします。
逃げウマはその作戦上、前に前に位置取ろうとします。逃げウマがいない場合、単独で逃げる先行バと先頭集団という形にもなりますが、大きくバ身差が開くことは少ないです。つまり、差し、追い込み有利な試合運びがしたいならば、逃げウマを編制しない方が良いです。しかし、あくまで自分が編制しなくとも他の人が編制する場合があるので、先行バを入れることを検討する必要があると思います。
逃げウマが2頭以上いる場合、互いに前に前に進もうとするため、ペースが速い縦長の展開になります。10バ身以上離れているぞと実況が入ることが多い印象があります。この場合、大逃げの体制に成る場合が多く、差すのが難しくなります。そのため、先頭集団に粘り強くついて行けたウマが勝ちやすくなります。ただし、ステもしくは中盤に強い逃げウマが1頭しかいないの場合、競りあいが発生しにくいため、大逃げしにくくなる点には注意してください。
逃げウマが1頭の場合、いない場合と2頭いる場合の間くらいになります。この場合、大逃げをする為には賢さの値がある程度高くないといけませんし、2頭先頭に立とうとするウマがいる場合よりも大逃げすることは起こりにくいと思われます。この場合の逃げウマは、それなりのハイペースな展開を作り出せますが、代わりに逃げウマ自体は非常に弱いと言わざるを得ません。逃げウマ1頭で入着できるレースは勿論無くはないですが、一着は0、一着から10バ身差以内に入った例は33レース中2レースのみです。対して逃げウマ2頭以上では1着が2レース、1着の10バ身差以内に入るレースは25レース中10レースでした。逃げが2頭以上いることが逃げの勝率を跳ね上げることがよく分かります。
おすすめの編制は
最終的な結論として、バランス型か大逃げ型かのどちらかをおすすめします。
バランス型は先行はマスト、他の2頭は別の脚質に1頭づつ(デバフ役が1いる場合はデバフ役とならかぶってもよい)です。逃げ1頭を入れる場合は対戦相手に逃げウマがいるかどうかのガチャになるので、先行はできるだけ強い方が良い。
大逃げ型は逃げ馬2頭、他任意に1頭の編制です。逃げ×3はちょっと見たことないので解らないです。が、逃げデバフましましマンにであったら終わりですので、先行を1入れるほうが安定しやすいのかなと思ってます。実際に{逃げエース、デバフ積んだ逃げ(ステも強い)、先行エース}編制に出会いましたがめちゃめちゃ強かったです。逃げがどんどん前に逃げていく体制を自分で作れる可能性が高いので、そのまま先頭の景色をぶっちぎってください。
まとめ
出走内訳は先行が他の脚質の2倍、あとはトントン。脚質別の勝率で言えば逃げか追い込みかと言ったところ。
逃げ馬によってレース展開が変わるので要注目。7割の確率で他のチームに逃げ馬が1頭はいる。
先行は入れしたほうが無難。大逃げしたいなら逃げ2頭編制、そうじゃないならバランス型がおすすめ。
といった所ですね。デバフの編制については他の記事を。デバフについての記事を新たに書きなおす可能性があるかもしれません。
それでは、決勝ラウンド楽しみましょう。Rokuでした。
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