梅雨に入ってなかなか写真が撮りづらい時期になってきました。積雲です。
最近はノベルゲーのキャラデザとグラフィックに精を出しているのですが、絵を描くのが久しぶりすぎてどうやって描いてたか忘れかけてる節があります(汗
というわけでツイッターのメディア欄から前回作の製作途中の絵を引っ張ってきて備忘録的にメイキングを作ってみました。
女子高生
使用ソフト:ClipStudio
使用機材:Wacom Intuos Pro Small (PTH460K0D)
製作時間:20時間
感想:可愛いのでヨシ!
ラフ
Wacom Intuos Pro Smallを買った記念に描こうと思って書いた覚えがあります。ラフの段階では左向きでした。
あと手提げかばんを持っている幼馴染が登校中に話しかけてるイメージだった気がします。(のちに手提げかばんじゃなくなる)
公開した後に思ったのは手が全般的に長すぎるのとスカートが不自然ということでした。
これらを改善したのが二枚目のラフです。
モチーフは大きく変えずに顔の細部を詰めたり手の長さを調整したりしました。スカートも実線化しましたがまだ違和感がありますね。
スカートを資料見ながら書き直して足含めて再検討し、手提げかばんだとシルエットがよくなかったのでリュックに変えました。
参考にしたリュックはザ・ノースフェースの四角いよく見るあれです。高校の時に使ってました。
線画
先ほどのラフの最終案に基づいて線画を描きました。
わりと輪郭線を太目、直線の長い部分やしわの線などを細目に描くと見栄えがいい気がします。Gペンツールで書いた気がします。
色塗り
色置きが終わった状態です。
きっちりと線画を詰めないタイプなので塗りつぶしツールで幾度となく背景に色の洪水を起こしたりしましたが、なんとかできました。
下塗りをしないとパーツごとの塗分けが困難になったり背景との分離ができなかったりして後ですごく困るのできっちりと隙間なく塗ること。
最初に肌を塗ってしまいます。
レイヤー構造は下塗りレイヤー、肌のトーンレイヤー、陰レイヤー、影レイヤー、ハイライトレイヤー、の順で重ねています。こうすることで光源を意識した立体的な塗りを行うことができます。
使っているツールは混色多めの油彩です。
髪型が気になったので直しました。割と後の段階でラフを裏切ることがあります。
眼の色を赤よりの茶色にして芋っぽさを出してみました。この段階ではセーラー服の白い部分も塗り終わっています。
髪の毛やセーラ服もレイヤー構造はほとんど肌と同じです。ただトーンレイヤーは抜いています。
個人的にはセーラー服は薄めの紫で陰影をつけると清潔感と明るさが両立していい気がします。
リュックを塗りました。実物を参考に線画を引き直しています。少し実物よりも明度を下げてセーラ服とのコントラストを強調します。
写真を参考に陰影をつけているのでリアルな質感が出ています。お気に入りポイントです。
完成
スカートや靴なども資料を参考に詰めていきます。レイヤ構造はやはり肌やセーラー服と同じです。
下半身も同様のレイヤ構造で書いて完成です。
まとめ
各工程でのポイントをまとめてみました。
・パーツのバランス(手足の長さ)を細かく気にする
・全体のシルエットでまとまったものにする
・なるべく実線化する(ごまかさないで調べて細部まで書く)
線画
・輪郭線を太目、直線の長い部分やしわの線などを細目に描く
色塗り
・下塗りを隙間なくきちんと行う。
・下塗り、(肌のみ)トーンレイヤー、陰レイヤー、影レイヤー、ハイライトレイヤーの順で塗る
・実物を参考に陰影をつける
・セーラー服の陰影には薄紫がいい
・パーツごとに明度や彩度を調整して全体に適度なコントラストをつける
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