スーツの1番下のボタンだけ留めるスタイルはアリなのか

専門

どうも、最近スーツにハマっている積雲です。

スーツの一般的な作法としてアンボタンマナーというのがあります。ダブルスーツは持ってないので触れませんが、シングルのスーツの場合、ジャケットの2つあるボタンの上だけを留めるというマナー(段返り3つボタンスーツの場合は真ん中のボタンのみ留める)です。

ですが最近1番下のボタンのみを留める新しいスタイルを見つけました。

https://www.mens-ex.jp/archives/1178613/2/

リンク先の2枚目の写真では通常の2ボタン型のスーツの1番下のみを留めています。

記事の写真の方はビームスのプレスの間瀬氏で、氏のスタイリングをビームスのサイトで見るとやはり1番下のボタンのみを留めるスタイルが多く見受けられます。

Brilla per il gusto(47954) スタイリング・コーディネイト
新定番ともなりうる“ピークドラペル”の新型スーツ。クラシック回帰により注目されている英国的ディテールを兼ね備えた、今の時代の流れを反映した1着です。

自分が上記の記事の写真を見た時は「ビームスという一大セレクトショップがアンボタンマナーを知らないなんて」と一瞬思いましたが普通に考えて知らないわけないのであえて外しているものと思われます。

このスタイリングにはマナー違反という明確な欠点があります。ですが今回はマナーではなく、着こなしという観点からどういう利点があるのか、間瀬さんのスタイリングをいくつか引用しながら考察していきたいと思います。

Vゾーンが広く見える

まずはこれでしょう。ボタン位置が下がることでVゾーンが広がります。特にタイドアップした時などには胸元がより強調されます。太めのネクタイなどで普通のボタン留めだと窮屈な場合などに効果的ではないでしょうか。

BEAMS F(127250) スタイリング・コーディネイト
色を抑えた合わせですが、タブカラーシャツとベルジャンシューズで印象付けています。

ラペルが大きく細く見える

ラペルの面積は広くなり、下方向に広がるので全体的には「広く、細く」見えます。こうすることでショールカラーのタキシードのようにエレガントな印象になります。

BEAMS F(122911) スタイリング・コーディネイト
DORMEUILの生地を使用した〈DALCUORE(ダルクオーレ)〉のネイビースーツ。サックスブルーのシャツのため、足元は茶靴をチョイス。

胴長に見えない

胴長な人の場合、通常ではボタン位置がウエストよりも上にきてしまうことがあります。この場合シルエットで1番細くしたいところにボタンがないので、やや野暮ったい印象を与えてしまいます。

https://www.beams.co.jp/styling/gnz/86393/

胴長な人が1番下で留めるとスーツのシルエットがウエストでしっかりと細くなるので、胴長な印象が薄れます。またVゾーンが強調されているので、よりシルエットが洗練された印象になります。

ビームス 六本木ヒルズ(107079) スタイリング・コーディネイト
なんてことない合わせですが、足元のベルジャンシューズで少し今っぽさを。

着心地が良くなる

当然ですが、1番下だけ留めている状態の方がジャケットの圧迫感が薄れます。胸元が窮屈だと感じている人には大きな利点です。

どういう時に使う?

このスタイリングはマナー違反ということもあり、フォーマルな場では不向きでしょう。休日のおしゃれとして、あるいはあえてデートなどに自然に取り込むと相手からの印象が変わるかもしれません。

またスーツの種類もウール等のツイード生地より、コットンやシルク混紡の少し薄手で硬めの生地の方がより効果的かもしれません。これらは元々カジュアルスーツでありジャケットとしての運用がメインなので、ボタンを留めること自体が稀だからです。

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色は明るめの方が向いているでしょう。

まとめ

アンボタンマナーは周知の皆さんも、あえての「外し」挑戦してみてはいかがでしょうか。

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