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レビュー積雲

イコライザー:これぞ正統派「俺TUEEE系」

レビュー

今日は映画の感想です。

見たのは『イコライザー』。YouTubeで見た切り抜きが気になって見てみました。

TENET以来スパイ物、仕事人ものが好きになったのですが、本作は仕事人もの。

好感が持てたのは最初の少し長めの日常パートでしっかりと「表の生活」を描写した点。主人公のロバートと娼婦のアリーナや警備員を目指す同僚のマスターズとの関係性が作品の土台になってくるのですがきちんと尺が割かれているので後半の展開で彼らが絡んで来た時も緊張感がありました。

主演のデンゼルワシントンの演技力にも驚きました。有名なのはやはりマネロン現場のシーンだと思いますが、ニコライとの会話シーンでも相手の心理の中に入り込むような「眼」の演技が光ります。

演出面ではハイコントラスト、スローモーションの多用が目立ちます。当初はロバートの洗練された五感を表すという明確な意図がありましたが、後半はやや濫用しだした感じがしたので少し残念。

展開に隠し切れないアメリカ映画感はありますが、そんなにくどくなく、むしろこれだけ抑えられていたらあのノリが苦手な人でも問題なく観れると思います。

あとやはりロバートの人柄が本当に良かったですね。昼の世界では穏やかでジョークも言えるフレンドリーな人物ですが、夜でも力に裏打ちされた善性を発揮し、いかなる時も慌てず、自信を持って仕事するのは本当にカッコいいですね。

あと好みなのは娼婦や闇ビジネスを扱っているのにベッドシーンとかはなかった点ですね。これは英断だと思います。普通に家族友人恋人で見ても大丈夫なやつです。

続編のイコライザー2も観てみたいと思います。

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