ブログ媒体でそう簡単に綺麗なPV数稼ぎはできない。
PV数やアフィリエイト収入をモチベーションにすること自体は可笑しくないけれど、専門家気取っている人は気持ち悪い。
ブログ開設
企業か個人かで異なるので個人ブログについてであることを先に書いておく。
PV数を稼ぎたいのか、その先で広告収入で稼ぎたいのかで話が変わってくる。
前者であればSEO対策等による検索エンジンに依存せず、内容がニーズに見合えば注目されやすく設計されているはてなブログやnoteといった既存プラットフォームを使った方が良い。後者なら広告掲載やデザインといった点で自由度が高いのでサーバーをレンタルしてブログ開設した方が良さそう。
本記事は後者を前提とする。
ブログ運用のコストを減らすためにはWordpressまたは同等機能を提供するツールを用いるのが楽。レスポンシブデザインやSEO対策を全部テーマとプラグインに任せられる。
記事の質とPV数は比例しない
新たにブログを立ち上げても見られない。閲覧数は簡単に増えない。
SNS等からユーザを誘導する土台がない場合はブログの方向性は重要である。稼ぐブログは難しい。SNSでバズる方が数段楽だと思われる。
自分が興味のある分野についてノウハウやQ&Aを詳しく書いても期待するほどのリターンはない。
同じ問題に突き当たった人には価値のある情報でありがたいことではあるが、絶対数が少なければPV数も少ないし、検索エンジンの性質に依存してPV数の少ない記事だと解決策が載っていたとしても辿り着かないことさえ考えられる。
PV数を伸ばすことを考えるのであれば絶対数の多い分野の記事で、定期的に投稿し、想定される検索キーワードをメタキーワードに含めるといった手法を取る必要がある。
加えて、直接的な競合の少ない分野であること、定期的な投稿を前提とすると一記事に対する時間的な執筆コストも少ないことが好ましい。競合に関しては、知りたい内容を網羅したサイトが既にあるのなら避けた方が良いが、商品レビュー等の複数意見を知りたい分野はこれに当てはまらない。
狡い手
筆者の想像力の範疇では「まとめブログ」の方向性がPV数稼ぎへの近道だと考える。
筆者自身が専門知識を持っている必要がないため単純に執筆コストが軽く、記事の雛形やソースとなるサイトやその検索ワードを画一させれば更に記事投稿コストを減らすことが出来る。
また、【2022年】や【4月】など新規性に関わらず一定期間で更新できるタイトルをつけることで既存記事の流用も容易、記事数のかさ増しにも役立つ。「おすすめの〇〇」を知りたいユーザの場合、検索ワードに年月が含まれる、含まれるタイトルに注目しやすいと想定されるので誘導にも効果的である。
ブログのレイアウトとして、他記事に誘導して一ユーザに複数記事を閲覧してもらう設計がある。ある程度分野を絞って同カテゴリを関連記事としておすすめしたりする。関連記事自体は記事に付与したカテゴリやタグ情報から自動生成する。
ここで記事内容の選定について例を取る。
家電量販店のサイトを調べて、テレビ、掃除機、冷蔵庫、パソコンといったカテゴリをリストアップする。次に価格.comなどのサイトで検索して、人気製品や新製品をいくつか選定する。後は「【2022年4月】おすすめの〇〇 〜選」とか言ってコピペする。製品サイトを開いて推している機能とかを少し表現を変えて記載し、機能比較として仕様を横に並べるだけでそれっぽくなる。
情報の収集元がSNSに移行しきっていない中高年層をターゲットにすると教育系も良いかもしれない。特に受験はシビアになるので学校の情報を広く集めようとするだろう。各高校の必要偏差値や目標点数をまとめることにしよう。情報は複数の大手塾サイトから引用し、校風は公式から、評判は掲示板から拾って知ったかぶりすることにする。これなら年度ごとに更新して1年目以降は使いまわしが効く。
個人的におすすめしない分野もある。
匿名掲示板のまとめは前提として話題となっている分野に対するニーズを掴む能力が必要で、スレッド全体を読んで要約しなければいけなかったりと微妙に敷居が高い。文化としても古くからあるため先駆者と独立したニーズを確立するのは難しく思える。
商品レビューはアフィリエイト収入を見込めるが、商品の購入コストや記事内で使う商品画像の撮影等で金銭と手間がかかる。安価また無料の商品であれば記事作成のコストを抑えることができるが、ユーザ側は「購入予定のもの」「面白そうなもの」のレビューを検索するため、そもそも安価で癖のない商品のレビューを見ようとは思わない。また新製品が発売されると旧式の検索数は落ちることが想定され、サイクルが早いと記事単位で期待するだけのリターンを見込めない。
ブログで稼ぐ
個人ブログの収入源としてはアドセンスやアフィリエイトが挙げられる。
A8.net等のアフィリエイト系では掲載されている広告をサイトに貼り付け、提示されている条件を満たした際に広告収入が得られるが、これでは購入した商品で収益を得る方針を立てにくい。
この点で単価は高くないもののストア規模の大きいAmazonアソシエイトが便利。Amazonで出品されている商品であればアフィリエイトリンクを作成でき、カテゴリによって商品価格の数%のAmazonギフトを得られる。
Google広告は広告のクリック回数で収益が発生する。こちらはAmazonアソシエイトと異なり、口座への送金が可能なため現金に変えられる。
Google広告はその性質上、収益を増やしたければ閲覧者がクリックしやすい場所にたくさん広告を表示すればよい。ページの移動毎に全画面広告が表示されたり、広告が移動したり、画面の上下に常駐したりするのはコレのせいである。誤タップを誘発するサイトはウザったらしく嫌われるが、こういったサイトの方が稼ぎやすい。閲覧者が見やすいサイトの構築と相反するのでPV数の増加なしに収益を増加させる方法に綺麗なものはない。あれば教えてほしい。
だから、この方針で運用しているブロガーの「〜したら〇〇万円の広告収入を得られました、役立つ情報を発信しています」は嫌い。アイデアマンもいると思うけど、その誘導自体が上記のPV数稼ぎの手法として有用であると思うので。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、ブログ稼ぎへの偏見と持論を書かせていただきました。
SNSで胡散臭いの見てしまったので、その発散です
また本ブログでは他にも〇〇や〇〇について発信しています。合わせてこちらの記事もご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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