Eマウントを使っている皆さん!!レンズ高いですよね!!!!!
大学生にはそんな数万円スタートなレンズを買うことはできません!!!よ!!!!
と思っていたところ、Aマウントレンズが良いということに気づいたので、今回はこちらの紹介をします。
前提知識
マウント
そもそもマウントというのは、カメラにレンズを装着させる部分の型の規格です。
現行のSONY ミラーレスカメラ α6000シリーズやα7シリーズでしたらEマウントで、NikonのミラーレスならZマウント、富士フィルムのミラーレスならXマウント、CannonのミラーレスならRFマウント、PanasonicやOLYMPUS(OMシステム)では、M4/3 (マイクロフォーサーズ)マウントといった感じです。
Aマウント
その中でAマウントというのは、SONYの「αシリーズ」の一眼レフカメラ、およびMINOLTA / KONICA MINOLTA の 「αシリーズ」の一眼レフカメラです。
おいおい、αシリーズってミラーレスと名前同じじゃないかってことですが、そもそも「α」はSONYがMINOLTA / KONICA MINOLTAから受け継いだブランドとなっています。(知ってる人も多いと思いますが、自分は全く知りませんでした…)
「α」は、α-7000という、当時初めての実用的なオートフォーカス(AF)カメラから始まったブランドとなっています。(最近、積雲さんも購入されていましたね)
αショックよ再び pic.twitter.com/BdllTqx7b6
— 積雲 11/20文学フリマ東京 (@sekiun_creation) October 1, 2022
「α」についての詳しい話はSONY公式サイトをご覧ください ↓
αヒストリー | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
αヒストリー | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
また、KONICA MINOLTAはMINOLTAとKONICAの2社が合併してできた会社となっていて、その後 SONYとの共同研究を経てKONICA MINOLTAがカメラ部門を手放すこととなり、SONYへ引き継がれました。
つまり、αブランドはMINOLTAから、KONICA MINOLTA、そしてSONYへと受け継がれてきています。そしてαブランドの一眼レフカメラのマウントが「Aマウント」というわけです。またこの経緯からAマウントは、別名「αマウント」とも呼ばれるそうです。
一眼レフカメラ
英語ではSingle-lens reflex camera; SLRと言い、
撮影に使用するレンズと撮像面(フィルムもしくは固体撮像素子)の間に鏡(ミラー)を置き、実際に撮影されるイメージを光学ファインダーで確認することができる
カメラのことです。
引用元: 一眼レフカメラ – Wikipedia
現在、一眼レフカメラは主流ではなくなりつつあり、「ミラーレスカメラ」という、ミラー(鏡)がなくなり、小型化しやすくなるなどしたカメラが主流となっています。
とりあえず、Aマウントレンズのおすすめと作例
Aマウントは10年、20年以上前のレンズがほとんどで中古が基本です。
しかしレンズのまとまった情報は結構少なくて、下記サイトがオススメです。
またレンズの購入先はMapCameraやカメラのキタムラ、Amazon、メルカリ、そしてヤフオクなどがあります。自分はメルカリが多いですね。(ヤフオクは厳しいのと、ショップでは玉が少なくなって来てるみたいです)
あと私はα7Ⅲを使っています。マウントアダプターは後述しますがLA-EA4を使っています。
レンズ名称について詳しく知りたい(α:アルファ) | Sony JP
SONY 50mm F2.8 Macro (SAL50M28) および MINOLTA AF 50mm F2.8 MACRO
マクロレンズってあまり有用には思えないかもしれませんが、近づけることによる構図の変化はF値の低いようなボケるレンズよりも写真に与えるインパクトは大きいです。
まぁフルサイズにおけるF2.8は十分ボケますし、ましてやマクロレンズで寄れるのでボケは十分な印象です。
中古価格
FHB: Focus Hold Button、FRL: Focus Range Limitterのある、「MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8 New」以降のモデルがオススメです。だいたい5000円ぐらいかな。
自分はMINOLTA AF MACRO 50mm F2.8 (D)と同等な、SONY 50mm F2.8 Macro (SAL50M28)を購入しました。価格は1万円ほどでした(高い)。
50mmは基本の画角だと、最終的にここに行き着くと言われたので奮発してみた次第です。(自分への誕プレという名目もある)
α-system Spirit Wiki – lens/minolta/single/AF MACRO 50mm F2.8
作例
SONY SAL100M28 および MINOLTA AF 100mm F2.8 MACRO
100mmのマクロです。個人的には中望遠で写りが良くて楽しいレンズです。扱うのは難しいですが…笑
中古価格
5000円~1万円ぐらいかなと思います。
α-system Spirit Wiki – lens/minolta/single/AF MACRO 100mm F2.8
作例
【SONY】”α” Times vol.10 ~変わらないもの~ | THE MAP TIMES
MINOLTA AF APO TELE ZOOM 100-300mm F4.5-5.6 D
APOであるため、色収差?が少なく、現在の望遠ズームレンズよりもかなり小型で、単焦点レンズと同じぐらいのサイズ感です!それでいて300mmの約10倍ズームまで行けるのはとても良い。
望遠レンズは大きくて重いイメージがありました。扱いやすいのは、かなりの利点です。
MINOLTAの望遠ズームレンズは割りと小さいみたいなので、他の製品も調べてみると良いかも知れません。
たとえば、「MINOLTA AF 75-300mm F4.5-5.6」もいいです。(ただしこちらは色収差が結構出ます)
α-system Spirit Wiki – MINOLTA 望遠ズームレンズ
MINOLTA AF Reflex 500mm F8
おすすめというか、もはやネタ枠と言ったら怒られますが、とても興味深いレンズです。
というか私がAマウントに沼る?ことになったきっかけのレンズです。
Reflexというのがまず特殊で、鏡の反射によって望遠を実現しています。
普通のレンズはガラスレンズによって望遠になっていますので、全く構造が違いますね。
鏡の反射によるのは望遠鏡と同じらしいですね。
そしてReflexレンズ自体は各社出しているのですが、AFが効くというのがとても珍しいです。このレンズだけだそうですね。
そして500mmの超望遠なのに軽量!いいですね。
円状にボケるのですが、それによって発生する2線ボケだけは難しいなぁと感じます。
中古価格
自分は名古屋 栄のトップカメラで2万円にて購入しました。状態がかなり玉によって違うそうなので、状態を確かめてから購入する方がいいと思います。
α-system Spirit Wiki – lens/minolta/single/AF Reflex500mmF8
作例
Aマウントレンズを使ってみたい!
マウントアダプター
Aマウントを今のEマウントで使うには、AマウントとEマウントの変換アダプターというものが必要です。
SONY公式からは、純正アダプターとしてLA-EA3, LA-EA4, LA-EA5などが発売されており、非公式な社外アダプターも存在します。
どれを選べばいいか、ざっくり紹介してみます。(あまり詳しいわけではないので参考程度にしてください)
マニュアルフォーカス(MF)でも良くて、安いアダプターが良いのであれば社外アダプターで良いでしょう。(たとえばK&F Conceptのもの)
お金をかけても良いのであれば、純正アダプターがいいでしょう。
ただし純正アダプターは結構ややこしいです笑
Aマウントレンズにはレンズ内のモーターによってAFさせるレンズ(SSMレンズ, SAMレンズ? )と、レンズ内にモーターがなく、ボディーやアダプター側でモーターを駆動してAFさせるレンズ(非SSM/SAMレンズ)が存在します。
MINOLTA時代などの古いレンズは、非SSM/SAMレンズなので、それらのレンズをAFで使いたい場合はLA-EA4もしくはLA-EA5となります。
ただしLA-EA5のAF対応機種は非常に限られていて、α1、α7 Ⅳ、α7R IV、α6600のみです。ぐぬぬ…。
LA-EA5 : デジタル一眼カメラ“α”[Eマウント] 互換情報
ソニー、AFカップリング&絞り駆動レバー搭載のAマウントアダプター「LA-EA5」 – デジカメ Watch
赤城耕一の「アカギカメラ」 第55回:ソニーα7C近況報告。悩ましきAマウントレンズ事情 – デジカメ Watch
【SONY マウントアダプター LA-EA4 レビュー】α7IIIにMINOLTAレンズを装着したら10年くらい前のカメラを使ってる気分になる話。 – ゆきおみの子育てカメラブログ
【特ダネ】“α7 IV”が『LA-EA5』に完全対応! Aマウントレンズが全部使えます! – ソニーの新商品レビューを随時更新! ソニーストアのお買い物なら正規e-Sony Shop テックスタッフへ
そしてLA-EA4の対応機種は少し古めのカメラになります(具体的にはα7Ⅳ, α7SⅢ, α1以外らしい)です。さらにLA-EA4はなんと本体側にトランスルーセントミラーというものがついていて、マウントアダプター側にAFを行わせます。つまりボディ側のAFシステムを全部無視です。
ボディ側のAFを使わないなんてもったいねえ!と思ったあなたにはLA-EA4rという、改造によってモンスターアダプター化させるものがあります。社外的にはなりますが、改造すると、対応機種も増えますし、ボディ側でAFさせることができて楽です。
LA-EA4r – Minolta/Sony A-mount LA-EA4 adapter Upgrade kit (FW v06) – MonsterAdapter
ただしLA-EA4rは、LA-EA4と違って、動画内AF機能がなくなってしまう点には注意してください。
感想
MINOLTA、そしてAマウントという既に終わってしまったものではありますが、とても良いです。
α、SONYへ続く道のりというか、紡がれ、受け継がれる意思というものは、なんかいいですよね。
(まぁSONYにもα時代のようなユーザー目線を意識してほしいところですが笑)
今回紹介した私が持っているレンズの他にも色々なレンズがあるので、α-system Spirit Wikiのサイトを見たり、中古レンズを取り扱っているカメラ店や、ハードオフにも言ってみるといいのではないでしょうか?
追記
LA-EA5 + α7Rを使われている方の記事が面白かったので共有。
SONY LA-EA5を使うメリット、デメリット ――君は円筒に2.5万円払う覚悟があるか? – からあげ博士の日常と研究と
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