なんか書いてほしいなぁ 的なことを遠回しに言われた気がしたので、エジプトに出現した謎特異点の調査レポを、リアル脱出初心者視点から書いていきたいと思います。
え、ホールでやるのか
リアル脱出ゲームの参加は今回が初めてでした。なので、リアル脱出ゲームは実際に部屋から脱出するために謎解きをして鍵を手に入れる物だっていうイメージがあったんです。そういうイメージを持って行ってみたら、広いホールに通されまして、たくさんあるうちのテーブルに案内されました。続々と参加者が入り、全員が席に着き、定時になるとホール内で講演が始まり、テーブルの上で謎を解くという形式でした。
調べてみるとリアル脱出ゲームには実際に部屋に閉じ込められるルームサイズ、今回のようなホールサイズ、幕張メッセなど大型会場で行うスタジアムサイズ、屋外で行うフィールドサイズといろいろなサイズがあるみたいです。
実際に閉じ込められるわけじゃないのか、と予想を裏切られた訳なんですけど、しかし、ホール型でも十分な没入感があって、「あ、確かにここはFGOの世界観だ」と思えるんです。しかもホールならではの面白さもあって、ほかの参加者ののりの良さもあり、進行役と参加者のコミュニケーションが面白かったですし、ほかの参加者につられ、多少の羞恥心を捨ててFGOの世界観を楽しめもしました。その点ではむしろホール型でよかったなと思いますね。
謎解き自体は簡単?
この公演、脱出率15パーセントと聞いていたんですよ。どんだけ難しいんだ、よほど頭を使わないとできないぞっと身構えていました。なので実は謎解きでよく使われる手法ー穴埋め、記号の計算式、ひらめき系、法則系、を事前に練習問題としてやってみたりしてみました。
そしたら実際に出てきたのは、論理パズルとか単語当てはめとかじゃなくて、なんてことないただの作業系の謎解き。「え、頭使わなくてもいいじゃん。これで難易度高いってどういうこと、煩雑な量で来るタイプか」と思いながら始まった訳で、課題を早く解こうとばかり考えてました。
そんなわけで作業は滞りなく進み、終了10分前には最後の課題の解答が出ていたのですが、
なぜ成功率が低いのかという理由を答え合わせの時間で知らされることとなりました。
これがSCRAPのやりかたかぁ!
そう。これは丁寧に作られた謎解き公演。課題を解くことだけに集中してヒントを見落としてしまえば誤答をつかまされるのです!なんだってー!?
むしろ納得しました。謎解き自体が論理的思考力や直感力を試す物なら、不特定多数の、クイズガチ勢でない人が来るようなイベントには不向き。逆に個別の課題は簡単にして、ストーリーとか設定を大事にし、公演内全体にヒントがある物ならどんな人でも解けたり解けなかったりする。だから、ちりばめたヒントに気づいてもらえるような難易度の問題にする。なるほど理にかなっているなと、感心しました。
そんなわけで僕みたいな客というのはいいカモでしたね。見事にやられました。
脱出の際に気をつけること
そんなわけで今回の反省を生かし、意識するべき点をまとめてみました。
- 公演が始まってから出るヒントは、十分かつ無駄がない
- 問題攻略はチームでテンポよく
- 解き終わった問題は次以降のヒントである
- 問題に取り組む前に、満たすべき必要な要件を全て確認すること
ぐらいでしょうか。特に重要なのは1番。謎解き問題はヒントや情報が十分かつ無駄がないものが美しい、逆手に取れば美しい謎解きは無駄になる情報が存在しない。つまり使っていないヒントや伏線があったとき、解法解答の吟味で足りない部分がある危険性が高い。これは絶対に押さえておきたいポイント。(逆に僕はこの大原則を忘れていたからだめなんだけど。)
終わりに
そんなわけで失敗に終わった訳ですが、全体を通して言えばなかなかに楽しめました。というか脱出失敗したこと以外は満足できました。むしろ全編フルボイスとか期待を超える要素は多かったです。(そのへんのFGOコラボならではのこととか、概要とかはRokiの記事に書いてあるのでそっちも読んでみてね。)FGOファンには是非ともお勧めしたい。
今回はホール型だったので次はルーム型に挑戦してみたいです。そこではしっかりロジカルな問題だとうれしいですね。今回の反省も生かしつつ、次回は脱出目指すぞ。
というわけで、これにておしまい。ではでは。
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