積雲
困ってます。早く修正パッチを入れてください富士フィルムさん!
LightroomでクラシックネガでRaw現像すると色が飽和する問題
FujifilmのX-Pro3を購入して二週間ほど経った。なかなか外を出歩いて写真を撮ることができない情勢だが、限られた移動の機会の隙に写真を撮っている。
X-Pro3で初めて実装されたフィルムシミュレーション、クラシックネガは、撮ってみるとその色合いがネガフィルムにとても良く似ていて、OM-1でフィルムを楽しんでいた自分は好んで使っている。
Fujifilm X-Pro3のクラシックネガ、これはいい。
カメラを買い換えた。今まではSonyのα7Ⅲを使っていたが、レンズ含めて売却し、FujifilmのX-Pro3を購入した。 今回はカメラ本体やレンズのレビューではなく、本カメラに搭載されている、「フィルムシミュレーション」の一つ、「クラシッ...
さて、いつものようにAdobe Lightroom 2020で作例を現像してみると、ある事に気が付いた。
色がおかしい!
お気づきになられたであろうか。該当箇所を拡大するとこうなる
ちなみにこの現象はほかのフィルムシミュレーションでは発生しない。
ほかの画像でも同様の現象が発生することがある。白いものの周りに発生することが多いようだ。
解決方法
一応、ホワイトバランスを調整することでこの色飽和を排除することはできる。しかし、写真全体の印象が変わってしまうので、やりたくない。
クラシックネガというフィルムシミュレーション自体が他のものと比べて効果が強く、色補正の耐性が低いことは考えられるが、それでもこれだけ色飽和がみられる状態でリリースしたのは軽率だったとしか思えない。
どうしよう
まあフィルム風の色編集を諦めてぜんぶACROS(白黒)シミュレーションで撮ればいい話ではあるが・・・クラシックネガを目当てに買った人がすこしかわいそうに思える。
この問題が解決しない限りはクラシックネガを「作品」として使うことができないと感じる。
まあSNSにあげる分には問題ないと割り切るか、そもそもプリントしない前提で写真を撮るか、そういうスタンスで撮っていくしかないのは残念なところである。
コメント
恐らくこれはLightroomに搭載されているクラシックネガの模擬プロファイルを使用して現像したことによるのかと思います。試しにX RAW STUDIOでクラシックネガで撮影したRAW画像をJPG現像したものと比較してみてください。まったく別の出力が得られるかと思います。LightroomやCapture Oneなどの現像ソフトに搭載されているフィルムシミュレーションプロファイルはあくまで似せて作られたものなのでご注意ください。
X RAW STUDIOから現像したJPEGにも同様の症状が出るようであれば、機器不良によるものかもしれないので、サポートセンターに問い合わせてみることをおすすめします。
>とおりすがり さん
色飽和の原因及びその解決方法を教えてくださりありがとうございました。
Lightroomのクラシックネガ現像とX RAW STUDIOでのクラシックネガ現像を比較した記事を出しました。コメントも引用させていただいています。ぜひご覧ください。
https://scienceboy.jp/sekiun/2020/05/fujifilmxrawstudio/