前に紹介したFlourishというサービスがコロナウイルスの感染拡大状況に関して特設ページを設けていて誰でもWebページに埋め込める形で提供していたので紹介したいと思います。データは毎日更新される模様です。
Flourishについてはこちら
【YouTubeで見るアレ】競い合う棒グラフを作りたい!そんな時はFlourish!
最近、Youtubeでサムネのような動く棒グラフの動画をよく見るようになったと思いませんか。 今回はFlourishという無料のwebサービスを用いて動く棒グラフを作る方法を紹介していきたいと思います。
今回紹介する特設ページはこちら
COVID-19: free mobile-friendly visualizations for use on any website
A collection of responsive embeddable charts and maps about the coronavirus crisis.
国別の感染者数と死者数を見る
この折れ線グラフでは国別の感染者数と死者数の推移を載せています。
クリックで変更できる項目について説明します。
死者数と感染者数の切り替え | |
表示する国数の指定。降順。 | |
Doubling time:倍加時間(今日の数値の1/2に達した日時から今日まで何日か) Max Value:累計 |
|
Linear Scale:線形目盛(目盛りの長さが数値に比例する) Log Scale:対数目盛(目盛りの長さが数値の対数に比例する) |
|
クリックすると地域ごとに絞る |
地域ごとの割合を見る
この円グラフは昨日の新規感染者・昨日の新規死者・累計感染者・累計死者数を地域ごとに分けたものです。今どの地域が感染拡大しているかを知ることができます。
Confirmed cases in last day:昨日の新規感染者数 Deaths in last day:昨日の新規死者数 Total confirmed cases:累計感染者数 Total deaths:累計死者数 |
国を選んで感染状況を見る
この折れ線グラフは最初のものとほぼ同じなのですが、国を指定して比較することができるようになっています。
英語で国名(例:Japan)を入力しenterを押すと折れ線グラフが追加される |
世界地図で感染拡大状況を見る
世界版
この世界地図では累計感染者数及び死者数が地図上の円の面積であらわされています。
deaths by country:国別累計死者数 confirmed cases by country:国別累計感染者数 confirmed cases by country timeline:国別累計感染者数を日付ごとのアニメーションにしたもの |
ヨーロッパ版
ヨーロッパに絞ったものもあります。
国別の累計感染者の推移をみる
基本的には上で紹介した折れ線グラフ(線形目盛)を棒グラフにしたものです。各国の形を見ることで、その地域が感染拡大の段階にいるのかそれとも収束しつつあるのかがわかります。
まとめ
Flourishが自らを引用するジャーナリストの方々の声を受けてこのような特設サイトを設け、かつ自由に埋め込むことを許可する英断したことを高く評価したいと思います。
以前の記事にも書きましたが、今現在の私たちに求められているのは扇動的な報道に左右されることではなく事態を静観し客観的事実をもとに行動することだと筆者は思います。
前回の記事
数理モデルを用いて推定感染者・発症者数を推定してみる:正規分布型と発症日分布型
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緊急事態宣言から一ヵ月、効果は?数理モデルを用いて検証する。
データの出典は奥村教授のgithub及びジャッグジャパン株式会社のcsvファイルより、表示されているデータは5/7時点になっています。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月7日に全国に緊急事態宣言が出されてから早くも一か月が経ちました。
皆さんが自分なりに判断し、この危機を乗り越えることを祈ります。
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